2021年8月3日

夏の終わりの風景

20210803

お盆の「五山送り火」を過ぎると京都の夏も終盤に向かいます。
天候的にはまだまだ暑い日が続きますが、いろいろなものが秋に向かって少しづつ進み始める時期です。

地蔵盆

お盆

この時期に京都の町を歩いていると、またいつもと違う光景を目にすることがあります。
各家に赤い提灯が飾られていたり、ちょっとした広場に人が集まっていたりします。
それは京都の夏の終わりに行われる行事「地蔵盆」です。

「地蔵盆」は観光とは全く無縁の地元の方の行事です。
「祇園祭」ならちまきを買い求めたり有料観覧席で見学したりできますし、「五山送り火」でも護摩木を奉納したりと少しは行事に触れることができます。
それに対して「地蔵盆」は基本的に各町内の行事で、町内以外の方が入り込む余地はまずありません。
お寺などでお地蔵さんをおまつりしたりすることで、「地蔵盆」風のものに触れることは出来るかもしれませんが、本当の「地蔵盆」はお寺が主催する宗教行事というより地域の住民の方が主役の民間行事のようなものです。

その為、当サイトのANA・JAL株主優待券の番号通知をご利用の皆様に御紹介しても体験することはなかなかむつかしいとは思いますが、その時期に京都の町歩きをされる場合は意識されるといつもと違う風景が見えてくるかもしれません。
「地蔵盆」は本来は8月23・24日に行われるのが正式なようです。
ですが今は大人の都合に合わせて近辺の土日またはどちらか1日が一般的です。
普段我々観光客はあまり意識しませんが、京都は通りごとにお地蔵さんを安置しているといっても過言ではありません。
当サイトのANA・JAL株主優待券の番号通知をご利用の皆様も次に京都に行かれる機会があれば、一度町中を歩いてみてください。
注意して見ていると100メートルも行かない間にお地蔵さんの姿が拝見出来ます。
町中であればほとんどが小さな祠の中に石造りのお地蔵さんが収められています。

普段は町会の方が交代で掃除をしたりお花を供えたりされていますが、年に一度8月の下旬に別に場所を用意しておまつりされるのが「地蔵盆」です。
そのお祭りされる場所は様々で、公園や広場・自宅前の軒先やガレージを利用されているところもあります。
中には道路を車両通行禁止にされているとこも。
会場には祭壇が設けられてお地蔵さんをお祭りします。
お花屋・先行・お菓子などに加えて、ごはんなどのお食事もお供えされます。
以前ANA・JAL株主優待券販売日記ご利用の京都の方にお聞きした時に教えてもらったのですが、お食事も精進料理で出汁などにも鰹節などの動物系のものは一切使わないほど徹底されているようです。

各町会の掲示板には行事予定が書かれていてますが、元々子供を楽しませる目的が大きいようで、おかしやゲーム・紙芝居・福引などの項目が書かれています。
ANA・JAL株主優待券販売日記でも8月下旬に京都を訪ねたことが何度もありますが、この行事予定を見ているだけでもいろいろ特徴があって楽しいものです。
お地蔵さんをお祭りするのが主目的なのでしょうが、なにか各町内で行われている文化祭のような感じもするようです。

子供の健康を祈る

子供

もし行事予定に「数珠回し」という予定があり、それが広場や公園やガレージのような見学できるところで行われるのであれば、他では見れない光景を目にすることができるかもしれません。
この「数珠回し」はお地蔵さんをお飾りしてお供えものをすることに加えて、メインの行事のようです。
もちろん参加することは出来ませんし、あくまでも地元の方の行事なので決して邪魔になるようなことは避けていただきたいのですが。
直径1メートル以上もある大きな数珠を読経に合わせて廻していきます。
お坊さんが読経されることもありますが、主役は町内の方々です。
時間にして10分ほどでしょうか。
赤ちゃんからお年寄りまでが全員で数珠を回して町内の無事や子供たちの健やかな成長を祈願されている風景は、氏神様のお祭りやお寺の御祈祷とも違う独特の雰囲気です。

京都の方に聞いたのですが、京都の子供たちは祇園祭とともに夏休みが始まり地蔵盆とともに終わるというのが体内カレンダーのように以前はなっていたようです。
地蔵盆が終わると夏休みも終わるので、夏の最後の楽しい行事であると共に最後はすごく寂しい気持ちになるとのことです。
普段は同じ学年やクラスしか交流がない子供たちですが、このときだけは学年を超えて隣近所というグループで遊ぶので楽しさも非日常的。

聞くところによると昨年はやはりほとんどのところで中止か規模を大幅に縮小したそうです。
今年はどうなるかはわかりませんが、京都の子供たちにとっては世代をつなぐ行事でもあるので、わずかでも実施出来たらいいですね。

地蔵盆は京都の「京都をつなぐ無形文化遺産」という京都市のホームページにも詳しく説明されていますので、御興味にある方はご覧ください。
→「京都をつなぐ無形文化遺産」ホームページはこちら

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