2025年4月8日

JGC修行とは?JAL株主優待券を使って効率よく達成する方法

JALの上級会員を目指す過程で耳にすることが多いJGC修行。最近では制度変更により、達成方法や考え方にも変化が生まれています。
このページでは、JGC修行の基本から費用感、必要な準備、そして株主優待券を活用した効率的な進め方までをわかりやすく解説します。

JGC修行とは

JGC修行とは、JALの上級会員プログラム「JALグローバルクラブ(JGC)」への入会条件を満たすために、飛行機に意図的に多く乗る活動を指します。以前は「FLY ONプログラム」の条件であるFLY ONポイント(FOP)や搭乗回数の達成が必要とされ、短期間で効率よく搭乗実績を稼ぐスタイルが主流でした。

しかし、2024年から新たに導入された「JAL Life Status プログラム」の登場により、JGC修行の方法は大きく変化しています。従来のFOPに代わって、Life Statusポイント(LSP)が基準となり、フライト以外にもJALカード決済やJALふるさと納税などの関連サービス利用でもポイントを積み上げることが可能になりました。

最大の変化は、LSPが有効期限なしで蓄積できる点です。年内に集中して修行する必要がなくなり、自分のペースで計画的にJGC入会を目指せるようになりました。これにより、JGC修行はこれまで以上に長期的な視点での戦略が求められる取り組みへと進化しています。

JGC修行のメリット

お得なポイントサイト

JGC会員になると、空港や機内でのサービスが大きく変わります。JGC修行を達成することで得られるのは、単なるステータスではありません。時間と快適さを手に入れる手段でもあります。

たとえば、専用の予約デスクを利用すれば一般の問い合わせ窓口に比べて待ち時間を大幅に短縮できます。空港では、ビジネスクラスと同じチェックインカウンターや優先搭乗が利用でき、長い列に並ぶ必要もなくなります。
さらに、ラウンジの無料利用や手荷物の優待など、出張や旅行が多い人にとって実用的なメリットが数多く用意されています。

JALの国内線・国際線においては、搭乗グループの優遇により機内の荷物収納スペース確保や混雑回避にもつながります。また、提携航空会社のラウンジも含め、世界中で快適な空の旅を楽しむことができます。

こうした特典は、旅行の質を一段階引き上げてくれるものばかりです。JGC修行に挑戦する人が多い理由も、単なるステータス取得だけでなく、その後の快適な移動体験に価値を感じているからこそと言えるでしょう。

JGC修行にかかる費用の目安

販売価格

JGC修行にかかる費用は、選ぶルートや期間、利用するサービスによって大きく異なります。

2023年までのように短期集中で飛行機に多く乗る方法もあれば、2024年からの新制度ではJALカードの決済や関連サービスの利用など、時間をかけてポイントを積み上げるスタイルも可能になりました。

しかし、JGCへの入会基準がLSPに変わったことで、単にフライト回数をこなすだけでは難しくなっています。たとえば、国内線フライトだけで修行を完結しようとすれば、1フライト1万円として300回=約300万円が必要という計算になります。

JALカード決済による修行も可能ですが、こちらは数千万円単位の利用が前提となり現実的にはフライトとの併用が前提となるでしょう。
つまり、JGC修行は「どう効率的にLSPを積み上げるか」が鍵となります。

無理なく進めるためには、長期計画を立て、JAL株主優待券の活用などで費用を抑えながら取り組むことが重要です。これからJGCを目指す方にとっては、費用と時間のバランスを見極めた上で、自分に合った修行プランを組み立てることが求められます。

JAL株主優待券を使ったJGC修行の進め方

JAL

JGC修行を効率よく行うためには、JALのサービスを上手に活用することが欠かせません。特にJALカードの入会や、日常生活でのライフスタイルサービスの利用、そして株主優待券を使ったフライトの活用が鍵となります。

JALカードに入会

JALカードは、JGC修行の土台ともいえる存在です。

JALのフライトだけでなく、カード決済や提携サービスの利用を通じてLSPを効率よく貯めることが可能です。 中でもおすすめは「CLUB-Aゴールドカード」。年会費こそ17,600円(税込)かかりますが、ショッピングマイル・プレミアムが自動付帯しており、100円につき1マイルが貯まる仕様。

また、入会キャンペーンでは最大23,500マイルの獲得チャンスがあるなど、初年度から大きなメリットを受けられます。

LSPは無期限で蓄積されるため、長期的な視点で見るとJALカードの継続利用は修行の大きな助けになります。特にJGCを本気で目指すのであれば、JALカードを持たない理由はないと言っても過言ではありません。

ライフスタイルサービスの活用

JGC修行=フライトというイメージは過去のもの。2024年以降は、JALが提供するさまざまなライフスタイルサービスを活用することで、飛行機に乗らなくてもLSPを貯められるようになりました。

たとえば、JALふるさと納税では、2025年から積算基準が大幅に緩和され、1万円の寄付ごとに1ポイントが付与されるように。これにより、日常のふるさと納税をJAL経由にするだけで効率的にポイントが貯まります。

そのほかにもJAL電気やJALの資産運用、JALPAK(旅行商品)など、生活に密着したサービスを通じてLSPを積み上げていけます。こうした選択肢をうまく組み合わせることで、飛行機に頻繁に乗れない人でもJGCへの道が開けます。

株主優待券を利用してJALの国内線に搭乗

JGC修行を短期間で効率よく進めたいなら、JALの株主優待券の活用が非常に効果的です。株主優待券を使えば、通常よりも安価でフライトに搭乗できるため、費用対効果がグッと高まります。

特にLSPを効率的に稼ぐには、1回のフライトコストをできる限り抑えることがポイントです。優待運賃であってもLSPは加算されるため、経済的に無理のない範囲で着実に修行を積むことが可能です。

また、株主優待券は繁忙期でも一定の空席が確保しやすく、予約の取りやすさも魅力です。JGC修行に本腰を入れるなら、JAL株主優待券を使った国内線搭乗は、必ず抑えておきたい戦略です。

JGC修行のまとめ

上場

JGC修行は、JGCという上級ステイタスを手に入れるための取り組みです。

以前は飛行機にたくさん乗ることが主な条件でしたが、2024年以降はLSPの導入によりJALカードやライフスタイルサービスを活用したポイント獲得が可能となりました。 そのため、JGCを目指すにはフライトだけでなく日常生活の中でもJALサービスを賢く使うことが重要です。

特にJALカードの入会や、JALふるさと納税・JAL電気といった関連サービスの利用、そして費用を抑えられるJAL株主優待券を活用した国内線の搭乗が効果的な戦略になります。

計画的にポイントを積み上げることで無理なくJGCの入会条件を満たすことができ、修行の途中でもJALのさまざまな特典を体験できるのも魅力です。

JGC修行を始める際は、自分のライフスタイルや予算に合わせたルートをしっかり立てることが成功のカギとなるでしょう。※制度内容は変更されることもあるため、JALホームページも必ずご確認お願いします
JALホームページはこちら

過去のブログではANA株主優待券を活用したSFC修行の方法について解説していますので、こちらもご覧ください。
→「SFC修行とは?株主優待券で効率よくANAプレミアムポイントを稼ぐ方法 」

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