例えば券面記載の有効期限が2020年5月31日の株主優待券については「有効期間を2020年11月30日まで延長いたします。※こちらの株主優待番号につきましては、有効期間の再延長はいたしません。」と掲載されています。
どうしても自分に都合の良い解釈で情報が伝言ゲームのようになることがあるので、正確な情報は公式ホームページで確認していただくことをオススメいたします。
JALも延長に?
こうなってくると気になるのはJAL日本航空がどう動いてくるかです。
いままではANA全日空の3日~1週間程後に同じような内容で期限が延長されてきたので、今回も同じような動きになることを期待される方も多いのではないでしょうか?
となると月末でもある今週末あたりがあやしいような気がしませんか?
価格はどうなる?
もしJALも有効期限を延長したとして、今後のANA・JAL株主優待番号の販売価格はどうなるのでしょうか?
1)今回有効期限が延びたANA・JAL優待券の販売価格が上がる
2)以前に有効期限がのびて2020年5月31日になったANA・JAL株主優待券の販売価格が下がる
3)何も変わらない
3つの中のどれかだとすると3)→2)→1)の順番で可能性が高いのではないかと考えています。
もう少し深く考えると、しばらくは何も変わらない状態が続き、そのうち以前に有効期限がのびて2020年5月31日になった優待券の販売価格が下がるのではないかと思います。
1)については瞬間的はあるのかもしれませんが、ANA・JAL優待券価格が継続して上がることはまずないと思います。
今は何がおきても、よほどのことがない限りANA・JAL株主優待番号の販売価格が大きく上がることは考えづらい状況です。
逆に下げ要因は周囲を見渡すとゴロゴロしています。
まず10月から11月に月が変わることです。
11月はANA・JAL株主優待券の最新券が発送される月です。
たった数日ですが10月終盤と11月では、この最新券の発行に対する気持ちがまったく変わってきます。
月が明けると急に目の前に最新券の発行が迫ったような気になるのもです。
最新券の発行は市場流通枚数が増え、我々にとっては黙っていても入荷が増えてくるので当然価格は安くなる方に傾きます。
今回は実際に配布されると、恐らく史上最大の流通在庫ということになりそうなので、価格にかなりの影響がある可能性があります。
もう1つは年末が近づいてくることです。
年末・年始は需要期でANA・JAL株主優待番号の販売価格は上がると思われている方も多いのかもしれません。
実は逆で、ここ数年のデータを見ているとまだこれから年末に向かっては、緩い坂をゆっくりと転がるようにANA・JAL株主優待券の販売価格は下落傾向になります。
以前はこの傾向が1月中旬まで続くことが多かったのですが、ここ数年は年末又は年始に底を迎えることが多くなってきました。
いずれにしても少なくとも年末に向けては、価格の下落が起こりやすい時期になります。
では今年もその下げ要因に価格は反応してくるのでしょうか?
現状でもかなりの安値圏なので、価格自体は下がる可能性は高いですがそれほど大きな下げにはならないと思います。
ただし、長期に渡って安値圏に張り付いた状態になるのではないかと考えています。
更に大きな下げになるとすると、来年5月末に有効期限を迎える券が相当あると思いますので、それが値崩れし始める時期だと思います。
また、更にその次の来年11月にはANA・JALそれぞれ2種類の優待券が有効期限切れになりますので、この時も大きな下げの可能性がありそうです。
いずれにしても当サイトとしてはANA・JAL株主優待券をできるだけ安く販売するように心がけます。