2019年7月3日

ANA・JAL株主優待券の販売価格の動きについて

販売価格

ANA・JAL株主優待券の価格動向?

価格動向

 

梅雨空のうっとおしい天気に負けないようにANA・JAL株主優待券の格安販売に努力している「ANA・JAL株主優待即納サービス」です。

最近よく耳にすることがあります。
今後のANA株主優待券・JAL株主優待券の販売価格についてです。
9~10月にかけてANA株主優待券・JAL株主優待券の購入価格がかなり急騰するのではないかと心配されている方がたくさんおられるようです。
そういった方が、まだ購入価格が安い今のうちに少し先の分まで買っておいた方がいいのか悩まれているようです。
当サイトでもANA・JAL株主優待券をよく使われる企業さんなどであれば、月に何十枚というところも珍しくありません。少しANA・JAL株主優待券の販売価格が上がるだけでも何万円の差額になってくるわけですから、悩まれるお気持ちは十分わかります。
心配される根拠は昨年のANA・JAL株主優待券の販売価格の値動きです。
本題に入る前に大まかな価格の変動が起こる理由は以前のブログにも取りまとめていますので、そちらも是非参考にご覧ください。
優待券の販売価格変動起こる原因についてのブログはこちら

昨年の動きは?今年は?

今年は?

 

昨年はANA・JAL株主優待券のご購入価格は春先に3,000円位だったものが上昇して秋には一瞬ですが8,000円を超えたことがありました。
8,000円を超えたのはほんの一瞬だったので、相場的には7,000円台半ばが最高値と言った方がいいのかもしれませんが、それでも2倍の価格です。
今年は春先の同じ時期で考えるとANA・JAL株主優待券の皆様の購入価格は4,500円位だったので、もしかすると9,000円位まで行くのではと心配されているのかもしれません。
でもその可能性はかなり少ないと思います。

なぜならANA・JAL株主優待券の販売価格の動きについて、1年前の動きを再現するという事は少ないからです。
誤解があるといけないので補足しますが、ANA・JAL株主優待券の販売価格には季節的な動きの特徴はあります。
確実にそうなる法則のようなものでは決してありませんが、この月は上がりやすいとかこの時期を過ぎると下降線をたどることが多いようだ…とかです。
そういう意味でが再現性があるのですが、去年春先に3,000円だったANA株主優待券の販売価格が秋に7,000円になったからと言って、今年も倍になるようなことはまずありえません。

ANA・JAL株主優待券の今年の値動きの根拠

優待券

理由は2つあります。
1つは年間を通じての動きの特徴とは別に、もっと長いスパンでの値動きの特徴があるからです。
ANA・JAL株主優待券は普通運賃が50%割引になります。
その為「50%割引の価格+ANA・JAL株主優待券販売価格」と「他の割引運賃」のどちらが安いかで販売量が変わってきます。
ANA・JAL株主優待券の販売価格が高いと長距離路線のみでしか使えませんが、安いと短距離路線でもメリットが出てきます。
その結果ANA・JAL株主優待券の販売価格が安いと使える路線も増えて、販売量はかなりアップします。
詳しくは申し上げられませんが、以前に調べたことがあってANA株主優待券の価格が5,000円と3,000円の時では、3,000円の場合は路線数で1.5倍メリットのある路線が増えました。
つまりANA・JAL株主優待券は
「販売価格が一定水準より安くなる」→「ANA・JAL株主優待券を使って航空券を購入してもメリットのある路線が多くなり、販売量が増える」→「市中で未使用のANA・JAL株主優待券の数が減る」→「商品が不足した結果取り合いになり価格が上がる」→「ANA・JAL株主優待券の価格が上がり、メリットのある路線が減り、販売量が減る」→「市中で未使用のANA・JAL株主優待券の数が増える」→「在庫を減らしたいので価格が安くなる」
こんな動きを繰り返しています。
しかもこのANA・JAL株主優待券の動きは1年ではなくもっともっと長い期間です。
この動きに当てはめると昨年は春先にANA・JAL株主優待券3,000円でしたが、今年の春は4,500円です。

現状が「ANA・JAL株主優待券を利用して航空券を購入してもメリットのある路線が多くなり、販売量が増える」の段階とは考えづらいのではないでしょうか?
それともう1つは、昨年の動きが今年の動きに与える影響です。
私の周辺でも昨年のANA・JAL株主優待券の価格の変動の影響を受けている方もいます。
ANA・JAL株主優待券を早めに購入しておけば、時期が来れば転売して利益が得れるのではないかといった投機的な動きです。
実はこの動き自体がANA・JAL株主優待券の販売価格の上昇にブレーキをかけているような気がします。
転売目的の方はすでに購入済で、今は価格が上がるのを待っている段階です。
ところが昨年とは違いこのブログ記事を書いている7月上旬では、まったく春先に購入された時から価格が上がっていません。
ちなみに昨年は春先から7月にすでにANA株主優待券の価格は1,000円位は価格が上がっていました。
今年は全くと言っていいほど動かないので、少し焦りが見え始めています。
先日も少し利益が取れるくらいで売却しようとする方も見かけました。
今後はさらに今年はもう上がらないのではとの考えから売られる方も増えるのではないでしょうか?
このあたりがブレーキになるので、今年は価格が高騰する心配はないと考えています。

但し、今回書きました内容はあくまで当サイトの把握している範囲でのANA・JAL株主優待券の値動き予測です。
今回のようなブログを書くと価格に関するお問合せをいただきますが、個別の価格動向に対する回答は控えさせていただいております。
以前そのあたりについてはブログ記事にしておりますのでご覧ください。
価格に関する質問への回答を控えている理由はこちら
実際の購入時期の判断につきましては、皆様方でご判断いただくようにお願いもうしあげます。

追記
1か月後の価格動向をブログ投稿しましたので是非ご覧ください。
一か月後の優待券価格動向を追跡したブログはこちら

 

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