2025年12月17日
ANA株主優待券で金毘羅詣で

四国には縁があり各県に親戚や友人がそれぞれいます。
今回は高松と高知の親戚を訪ねる用事が、偶然重なりました。
割と予定が直前に決まったこともあり、今回はANA株主優待券の利用で高松空港でレンタカーを借りることにしました。
高松空港に15時頃到着し所用を済ませ高松市内で1泊。
翌日は夕方までに高知に着けばいいので、観光してから向かうことにしました。
大歩危小歩危・祖谷・丸亀城や高知城・・
いろいろ見どころはありますが、今回は15年ぶりに金毘羅さんを詣でることにしました。
まだまだ足が丈夫うちに奥宮までの1368段の石段を登っておこうと思い金毘羅さんを選んだのですが、もう1つ理由があります。
せっかく香川県に来たのだから讃岐うどんは是非とも食べておきたい。
以前にもブログ記事にしましたが、今回も当サイトのANA・JAL株主優待券販売をご利用の皆さまにもご紹介したいと思います。
→以前の讃岐うどんを取り上げたブログ記事
初日は高松空港に到着が15時頃だったのでお昼ご飯は済ませた後。
夕食は知り合いと会食なのでその後にうどんを食べられる余裕があるかどうか分からない。
そうなると確実に讃岐うどんにありつくチャンスは2日目の朝か昼。
朝から営業しているお店もありますが、やはり多くのお店が開いているお昼がねらい目。
ネットで金毘羅参りの所要時間を調べてみると奥宮までの往復で2時間半くらい。
そのあと最古の芝居小屋である旧金毘羅大芝居「金丸座」を見学してお土産屋さんをのぞいて3時間半ほど。
これなら6時半からのホテルの朝食を済ませてすぐに出発すれば、うどん屋さんが込み合う前の11時半頃にはお店に入れそうです。
朝の金毘羅参り

予定通り朝食を済ませて出発すると早朝の為か7時半には琴平のコインパーキングに到着。
この時間の参道はまだまだ人はまばら。
お店もほとんど空いていません。
石段を登り始めると、ところどころが平坦な踊り場になっている為かそれほど息が上がることもありません。
しかも石段にはその場所が何段目が表示されているのですが、思いの他早く数字が増えていきます。
途中で少し時期の遅い紅葉などを眺めながら登ると、あっという間に石段365段目の大門に到着。

紅葉を眺めながら
ここでは金刀比羅宮の神事の手伝いをし、その功績により境内の大門内で商売を許された「五人百姓」の方が名物加美代飴の販売をされています。
少しお話をお聞きしたところ、どの家も後継者がいて安泰とのこと。
ここで本宮までの半分弱、奥宮は1/4強です。
ここから少し上がると500段目に「資生堂パーラー」が運営するカフェがあり人気のようですが、今回は朝早いのでスルー。
さらに少し上がり785段目にあるのが重要文化財の旭社。
重厚な造りには圧倒されます。
実は786段登って1段下がるので785段。
786では「なやむ」につながるので1段減らしたとも言われています。
ここからご本宮までが個人的には1番の難所。
短い踊り場を挟みながら長い石段を登りきるとご本宮です。
このご本宮は正面からの写真撮影は禁止なのでご注意ください。
ご本宮横には讃岐平野が一望できる展望台があり、少し休憩できます。

景色のいい展望台で休憩
ご本宮から奥宮までの道は、石段も狭くなり薄暗い山道的な感じになります。
最後に何度か折れ曲がった道がこたえますが、あと少しだと思うとそれほど負荷は感じないかもしれません。
奥宮は金毘羅さんのパワースポット。
お堂と天狗と烏天狗がお迎えしてくれます。
本宮だけの参拝の方も多くおられますが、当サイトのANA・JAL株主優待券販売をご利用の皆さまには是非奥宮までの参拝をお勧めします。
下りは膝にくるかと思いましたが、これも適度に設けられた踊り場の為か登りよりはるかに楽でした。
登りは写真を撮りながら約1時間。
下りは50分ほどと予定よりかなり短い時間でお参りできました。
想像以上!旧金毘羅大芝居「金丸座」見学

参拝の次は旧金毘羅大芝居「金丸座」の見学。見学料は500円。
正直最初は軽く考えていました。
木戸や客席や舞台を見て、後は楽屋や歌舞伎特有の仕掛けを見学し30分もあれば十分かと。
ところがANA・JAL株主優待券をご利用の皆さまに申し上げます。
1時間では足らないくらい見どころ満載です。
恐らくボランティアの方々だと思いますが、特にタイムスケージュールはなく館内を説明していただけます。
今回は特に運が良かったのか、普段は自由見学の場所である2階の楽屋まで説明付きで案内していただける大サービス!
単なる館内の案内だけでなく、歌舞伎関係の雑学や劇場の裏話的なところまで多方面の案内です。
これで500円はかなりお得です。
中には自由見学だけで15分くらいで済まされる方もおられるようですが、説明付きの方が絶対おすすめです。
ちなみに30分から1時間と最初は聞いていましたが、今回は熱弁もあり1時間と15分の充実した内容でした。
コシといりこ出汁に納得のうどん

当初は11時過ぎには早めの昼食と思っていたところ、すでに時間は12時を少し過ぎていました。
さあ、うどんです!
石段付近にも引き寄せられるお店が数多くありましたが、今回は知り合いに教えてもらったお店に一目散。
お店の名前は「いわのや」さん。
お店の前には10人ほどの行列です。
間口は狭いですが5分ほどで店内に。
セルフ店で店内でも少し列がありましたが、スムーズに注文出来ました。
注文したのは釜揚げうどん。
とり天とおでんを2本チョイス。
釜揚げは最長15分待ちとのことでしたが、3分ほどで提供されました。

釜揚げうどん とり天 おでん
香川のうどんはやはりコシが違います。
知り合いに教えてもらったように3本くらいを単位にすすると、のどに飛び込んでいく感じです。
出汁はいりこ出汁でしょうか。
サイズは中サイズ。とり天おでんと合わせるとやや多い目。
とり天の最後の一口を出汁に浸すと天ぷらも出汁もまた違った味わいに。
次は迷った末に今回はパスした釜玉をいただきたいところです。
参拝・見学・うどんと金毘羅さんはまさに完璧な観光コースでした。


