2026年4月10日

日帰りで満たされる、小田原ひとり旅

小田原

小田原日帰り一人旅。小田原は東京からアクセスが良く、混雑も比較的少ないうえ、1日でコンパクトに回れるのに魅力がぎゅっと詰まった街です。新幹線や在来線で気軽に立ち寄れるため、ANA・JAL株主優待券を購入して東京への出張や旅行に来られた前後に、“少しだけ足を伸ばしたい”という方にぴったりの寄り道スポット。都会の喧騒を離れて、短時間でもしっかりリフレッシュできるのが小田原の大きな魅力です。

今回は1日で訪れた場所や食べたものをご紹介していきます。

小田原城へ 歴史散策

小田原

小田原は歴史が詰まった土地であり、街を歩いているだけでもその空気を感じることができます。戦国時代には後北条氏の城下町として栄え、江戸時代には東海道屈指の宿場町、明治時代には文化人や財界人の別荘地として愛されてきました。

まず訪れたのは、歴史上でも特に重要な史跡である「小田原城」です。
小田原城は室町中期に大森氏によって築かれ、その後、北条早雲によって奪取され、5代にわたり関東を支配した後北条氏の拠点となりました。難攻不落の城として知られていましたが、1590年、豊臣秀吉による小田原合戦で約3ヶ月の包囲戦の末に降参して城を明け渡し、戦国時代の終焉を迎えます。

天守閣の中には甲冑や刀剣、歴史資料が展示されていました。
写真のように、薬を作るのに使われていた道具も。アニメ「薬屋のひとりごと」に出てきた道具を見つけてテンションが上がります。他にも猫猫が薬を取り出すのに使っていた百味箪笥もありました。

小田原

百味箪笥

最上階からの眺めも素晴らしく、秀吉が周囲の木を伐採することで、“一夜で築いたように見せた”と伝わる一夜城を望むこともできました。

小田原

小田城からの眺め

 天守閣を出て城を散策すると、報徳二宮神社と二宮金次郎像が。二宮金次郎は、江戸時代後期に飢饉などによって荒廃した多くの農村を救った偉人。彼が小田原出身であったことをこの旅で初めて知りました。知らなかった歴史を知ることができるのも旅の良いところです。
小田原

二宮金次郎像

海へと続くトンネル

小田原

城を散策した後は、海へ向かいます。小田原駅から徒歩約15分にある絶景ビーチ「御幸の浜」へ。

今回絶対に訪れてみたいと思ったのが「海へと続くトンネル」。西湘バイパスの高架下にある防潮扉で、小田原には約23箇所も存在するそうです。
暗いトンネルの先の光に照らされた海はとても幻想的。トンネルの中に足を踏み入れると、暗闇の中に海と砂浜に反射した太陽の光が差し込み、まるで別世界に足を踏み入れるような感覚になります。そしてトンネルを抜けると、目の前には一面に広がる美しい海。

小田原

御幸の浜

都会からわずか1時間ほどで、この景色に出会えるのは本当に贅沢です。ANA・JAL株主優待券をご利用の皆さまも、出張の合間や旅の途中でも、ふらっと立ち寄るだけで気持ちがリセットされるのではないでしょうか。

小田原名物を味わう、かまぼこ通りと外郎

小田原

海でゆっくり過ごした後はランチへ。今回は、100年以上の歴史を持つ干物店「早瀬のひものさんが手がけるカフェに入りました。店内はとても明るく開放的な雰囲気。
炭火で焼き上げた干物が楽しめるという海が近い小田原らしいお店です。
注文したのは、さば醤油干しとあじみりん干しがいただける「醤油みりん丼」。
小田原

醤油みりん丼

まず炭と魚のいい匂いが食欲をそそります。「干物=パサパサ」という心配はなく、思っていた以上に旨みと脂が詰まっており想像以上の美味しさでした。炭火の香ばしさとパリッとした皮、そしてふっくらした身が白米と相性抜群で、あっという間に完食。

店内には早瀬のひものさんが取り扱っている商品も販売されています。お土産に炭火で焼いた干物をレンジで簡単に食べることができる「焼いてあります」のあじを購入しました。
 小田原には干物以外にも美味しいものがたくさん。ということで、「かまぼこ通り」に向かいます。

ここは小田原名物のかまぼこやさつま揚げが楽しめるスポット。ただし、いわゆる商店街のようにお店が密集しているわけではなく、住宅街の中にかまぼこ屋さんが点々と並んでいるのが特徴です。

数あるお店の中でも、ANA・JAL株主優待販売日記をご覧の皆さまに特におすすめしたいのが「すぎせい」さん。店内に入ると、たくさんのかまぼこや練り物がずらりと並んでいます。気になる商品を選んで注文すると、その場で揚げてもらえるのが魅力です。

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「すぎせい」さんのしらすかまぼこ

私はしらすを注文。少し待つと、揚げたてが提供されます。写真では伝わりにくいのですが、実際には油がつやつやと輝いていて、とても美味しそう。ひと口食べると、しらすのほんのりとした甘みが広がり、揚げたてならではのホクホク感も相まって最高の味わいでした。

このお店の魅力は、なんといっても「安くて美味しく、揚げたてが食べられる」こと。さらに、お店の方も親切。どこのかまぼこ屋さんに入ろうかと迷った際にはぜひこちらのお店をおすすめします。

しょっぱいものを食べたあとは、やっぱり甘いもの。ということで、「ういろう」さんに伺いました。

小田原

お城が目印の「ういろう」さん

和菓子の中でも、お土産として人気の高いういろう。以前名古屋の大須の記事でもご紹介しましたように、ういろうは名古屋名物のイメージが強いですが、実は発祥の地は小田原なのです。ういろうの唯一の本店も、この小田原にあります。まるでお城のような建物が目印です。
→「お寺と商店街と各国グルメが格安で楽しめる大須!」の記事はこちら

「お菓子のういろう」は、約600年前、外郎(ういろう)家の祖先が京都に住んでいた際に、来客のおもてなしとして作ったものが始まりとされています。本業は薬屋であった外郎家の薬である「透頂香ういろう」の苦味と相性が良かったことから評判を呼び、やがて朝廷や幕府にも愛されるようになりました。それ以来、もてなしの菓子として多くの人に親しまれています。

本店の中には、薬屋としての歴史を感じられる展示もあり、当時の薬袋などを見ることができます。現在でも薬の販売が行われているのも興味深いポイントです。

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展示も面白い

今回は白砂糖のういろうを購入し、自宅でいただきました。

冷蔵庫で少し冷やしてから食べると、素朴で上品な甘さが引き立ちます。もちもちとした程よい食感に、あっさりとした後味が重なり、ついもう一口と手が伸びてしまう美味しさ。本家ならではの味わいをしっかり堪能できました。小田原を訪れた際には、ぜひ手に取ってほしいお土産です。

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種類もいろいろ

ちなみに黒砂糖のういろうは、室町時代から作り続けられている最も古い種類だそうです。

以上、小田原の魅力をご紹介してきました。ここでお伝えしたのはほんの一部で、実際にはまだまだたくさんの見どころや美味しいものが詰まっています。

ANA・JAL株主優待即納サービスを利用され東京に出張に来られている方や、旅行で滞在されている方にとっても、小田原は少し足を伸ばすだけで気軽に行ける観光地です。都会の喧騒から離れて、歴史やグルメを楽しみながらリフレッシュできるのも大きな魅力です。

忙しい合間のちょっとした時間や、旅のプランに余裕があるときに、ぜひ小田原まで足を運んでみてください。きっと心もお腹も満たされる、素敵な時間が待っています。

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