2026年2月2日
「サブカル」と「文化」と「生活感」が共存する街「中野」

高校まで地元・埼玉で育った私が、大学に通うために初めて新宿を通り過ぎたとき、嬉しかったのは「中野」や「高円寺」といった中央線沿線のディープな街を自由に歩けるようになったことでした。ふと、「そういえば、しばらくサブカルの聖地・中野に行っていないな」と思い立ち、久々に中野を散策してみることにしました。
あらためて中野を散策してみるとサブカルだけでなく、自然や文化も融合して新たな姿へと変化しているように感じられました。
ANA・JAL株主優待販売日記をご覧の皆様で、地方から東京にいらっしゃるアニメ・マンガ・オタク文化が好きな方や、昭和〜平成のサブカルが好きな方は、中野を訪れてみると面白いかもしれません。
以前訪れた名古屋・大須商店街も、サブカルや国際色、生活感が混ざり合う独特の街だとご紹介しました。今回の中野散策と重なる部分も多く、街歩きが好きな方にはぜひあわせて読んでいただきたい記事です。
→「お寺と商店街と各国グルメが格安で楽しめる大須!」
では、サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」を訪れる前にまずは中野駅前近辺をご紹介致します。
思い出と現在が交差する中野散策

「なかのZERO」と「紅葉山公園」
まずは「中野ブロードウェイ」の反対側出口「南口」から。
線路沿いを新宿方面に歩くと「なかのZERO」があります。大劇場から小劇場まであり、あらゆるジャンルのコンサート、イベントが毎日開催されており文化活動の拠点となっています。
その裏にあるのが「紅葉山公園」。公園の名前どおりに紅葉がたくさんあり、SL機関車も展示されています。
「中野マルイ」と「四季の庭・水辺の庭」
中野駅前にあるのが「中野マルイ」。
ご存じの方も多いと思いますが中野は丸井の創業の地でもあります。私の青年期(約40年前)、マルイは「ファッションの聖地」と呼ばれていました。
このマルイの2階にあるのが「四季の庭・水辺の庭」。意外と知られていない穴場の庭園です。
「都会のオアシス」としても認定されているそうで緑が広がりベンチもある憩いのスポットになっています。
中野レンガ坂商店街
丸井の横にあります。スペイン風の門が目印となっており、緩やかな坂のおしゃれな道路はレンガが使用されていて、お洒落なバルや居酒屋さんが軒を連ねています。ライトアップもされており、まるでヨーロッパの街角のような雰囲気が魅力的でした。

中野レンガ坂商店街
中野四季の森公園
「中野ブロードウェイ」側の北口方面へ。
中野駅から5分程度歩くと、中野四季の森公園があります。駅前にとても大きな公園があるのですね。訪れた時は芝生が養生中で入れませんでしたが、春には芝が青々として家族連れや恋人たちの憩いの場所になるのでしょう。
また暖かくなると休日には色々なイベントが行われるそうです。
中野サンプラザ跡地
なかなか再開発が進まない「中野サンプラザ跡地」。

中野サンプラザ跡地
現在は工事フェンスに囲まれていて、再開発予定地の姿がどこか物悲しく感じられます。我々の若いころ、中野サンプラザはまさに音楽の聖地であり、メジャーバンドになる前の「登竜門ホール」として象徴的な存在でした。
また、ヤマハのアマチュアバンドコンテスト「EastWest(イーストウエスト)」の決勝大会が行われていた場所でもあります。(私事ですが、友人〈同じサークルの仲間〉が決勝に進出し、皆で応援に行った思い出があります。)
サザンオールスターズ、レベッカ、カシオペア、爆風スランプなどが出場したことでも有名です。さらに、フォーク系アーティストのコンサートも数多く開催され、中島みゆき、来生たかお、八神純子、伊勢正三、南こうせつ等がこのステージでライブを行っていました。
観客数約2,200人という、ギュッと詰まった空間のためか、歌い手と客席の熱気が異様なほど近く感じられました。
あの独特の空間を覚えている世代にとって、現在の中野サンプラザ跡地の光景はどうしても淋しく映ります。まだ再開発の明確な見通しは立っていないようですが、中野を新たに象徴するような建物が生まれることを、あの時代を知る者の一人として祈っています。
マニアから世界へ―進化する「中野ブロードウェイ」

遂にやってきました「中野ブロードウェイ」。
自分が良く通っていた1980年代当時は「まんだらけ」も初期の頃で、今ほど巨大でも観光地でもありませんでした。他では売っていないコアな雑誌やパンフレットやソフビ人形が手に入る「わかる人だけがわかる場所」いう雰囲気が強く、薄暗い通路に専門店がひっそりと並んでいた印象がありました。
今回訪れると海外からの観光客の姿もとても多く、アニメやフィギュア、ヴィンテージ玩具がガラスケースに綺麗に並べられているだけでなく、まんだらけは「マニア館」「ガンダムTOY専門」「仮面ライダーTOY専門」「車関連の玩具・ミニカー」といったようにお店ごとに細分化されていました。色々な趣味やニーズを取り入れているのでしょうね。

細分化されたまんだらけ
ある店舗の店内に流れていた曲は「ジャイアントロボ」のテーマソングでした。こんな演出もたまりません。
4Fまでのエスカレーターに乗り、変わらぬ天井、細い通路 雑多な店舗と独特の迷宮のようなビルを歩くと懐かしさを感じざるを得ません。店の内容や客層は大きく様変わりをしていましたがサブカルチャー精神はしっかりと受け継がれていると感じました。

ガラスケースに入ったヴィンテージ玩具
また、地下の食品街には「ダイソー」や「サンドラック」がテナントを構えていましたが、「中国・アジア・総合食材店」や「精肉店」「鮮魚店」「惣菜店」そして飲食店も多々あり、独特な雰囲気と匂いはまさに「東南アジアの市場」でした。
サブカルファンはもちろんですが日常と文化が共存している街中野の街。自然も豊かですのでぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
フレンチシェフが作る牡蠣ラーメン

中野ブロードウェイの両側には、数多くの飲食店が軒を連ねていています。こだわりの和食、中華料理、多国籍料理やカレー・インド料理店等々たくさんありましたがその中で大行列のラーメン店がありました。
「牡蠣ラーメン専門店 ただいま変身中」さん。
昼食時間帯であったため来店時間をずらして入店しましたが、それでも少し並ぶほどの人気でした。
名前は変わっていますがフレンチ歴14年のシェフが作る新ラーメンだそうです。
芸術的に美しい盛り付けで、濃厚でクリーミーな白いスープはまさにフランス料理。牡蠣を贅沢に使った濃厚スープのラーメンは、自分の中にあった「ラーメン」という概念を覆してしまう、まさに至高の一杯でした。なるほど、行列にも納得です。
東京観光の定番スポットとはひと味違う魅力が詰まった中野の街。サブカルの聖地として、そして生活の場として進化を続ける中野は何度歩いても新しい発見があります。
東京を訪れるANA・JAL株主優待即納サービスをご利用の皆さま、ぜひ中野という寄り道の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。


