株主優待券販売日記
2021年3月6日
ANA・JAL株主優待券販売価格の動向が?
ANA・JAL株主優待券価格に変化?
そろそろいろんなことが変わりそうな時期になってきましたね。
本日もANA・JAL株主優待券販売日記をご覧いただき、有難うございます。
この1カ月ANA・JAL株主優待券の販売価格は上昇を続けていました。
その原因は買取価格が上がったからですが、それが4日(木)あたりから微妙な動きになってきました。
下がったというわけではないのですが、少し動きに変化が見られています。
2月上旬位からいろいろな買取りサイトが日替わりで高値の買取り価格を更新していました。
結果的に高値を付けるトップグループの層がかなり分厚くなっていましたが、4日(木)あたりからばらけ始めています。
脱落して価格を明らかに下げるようなところはまだありませんが、トップに追随しなくなったり、やや控えめに下げるところも出てきています。
ANA・JAL株主優待券の販売価格上昇はなぜ?
そもそも、この1カ月間継続してANA・JAL株主優待券販売価格が上がった原因は今一つよくわかりませんが、いくつか言われてたり思い当たるふしはあります。
1つ目は2月17日付けANA・JAL株主優待券販売日記でも書きましたが地震で東北新幹線が止まった影響です。
→17日のANA・JAL株主優待券販売日記はこちら
内容を要約すると、「ある記者が地方取材用に東京の新橋駅前にあるチケットショップが販売しているANA・JAL株主優待券を購入しようとしたところ、1週間前と比べると販売価格が1.5倍くらいになっており明らかに高くなっている。
そしてANA・JAL株主優待券の購入価格が上がってきている理由として、地震で東北新幹線が止まっていることが影響しているといった内容です。」
これについては17日付けANA・JAL株主優待券販売ブログでも疑問を投げかけました。
地震の起こる前からすでに買取価格が上がり始めていた。
郵送買取で実際にANA・JAL株主優待券が送られてきて、商品として皆様に購入していただけるようになるまでは数日必要で、新幹線の復旧予定から考えると時間的には遅い。
ANAやJALが臨時便を飛ばしましたが、予約購入状況を見ると新幹線顧客が飛行機に流れたというほど満席にはなっていなかった。
などの理由からです。
実際、新幹線が復旧して数日たった段階でもANA・JAL株主優待券販売価格が上昇する傾向は続いていました。
2つ目は以前はANA・JAL株主優待番号販売価格は4,000円以上が普通だったため短距離路線、例えば羽田~大阪伊丹などに購入してもメリットがありませんでした。
ところが最近は1,000円台が続いており、便によってはかなりの短距離でも安くなり、それに気が付いてANA・JAL株主優待券を購入するお客様が増えてきた。
これは実際にあると思います。
ただ、今までメリットがなかった短距離路線にも使えることに気がつかれる方は日々増えているはずなので、そのことが上昇理由の一番なら購入金額的にメリットがなくなるまでもう少し上昇してもおかしくないような気がします。
3番目はANA・JAL共に減便が続ており、結果的に運行する便に顧客が集中して他の割引運賃であるANAのバリューやJALの特便の料金が上がっていたり予約や購入ができなかったりして、その方たちがANA・JAL株主優待券番号などを購入されて需要が増えているのではないあということです。
これもいくらかは影響がありそうですが、元々減便を行うのは需要が見込めないからで、全体的な顧客減の中で一部のお客様だけで販売が伸びるとういのでは影響は限定的な感じもします。
結局は!
結局は理由をいろいろ探ってみても特にはないのではと思うようになりました。
価格が上がっているので、アレコレ理由を見つけたがる傾向がこの業界にはありますが、上がった理由は特にないと・・・
あえて理由を挙げるとすると、元々の需要と供給の関係での適正価格はもっと高いところにあったのではないでしょうか?
それがコロナ禍の中で11月の最新券発行・期限延長・「緊急事態宣言」・減便などがすべてANA・JAL株主優待券の販売価格(買取価格)にネガティブに働き、結果的に適正価格を大幅に下回るところまで行ってしまったのではないかと思います。
何かあったから上がったわけではなく、単純に本来あるべき販売価格に戻っただけではないかということです。
それでは現状のANA・JAL株主優待券の価格(買取り)がバラついてきたのはなぜかといことが気になります。
適正価格に戻ってきて高値を追いかける必要がなくなって落ち着いてきたのか?
それとも本来の適正価格はもう少し上のレベルだが、上昇が続いたので一旦踊り場で再度上昇するのか?
以前とは反対に買取り競争が過剰になっていたので、上げ過ぎて今後は下がるのか?
今はまだどの可能性もあるような気がします。
どのパターンなるのかは最低でも1週間位はサイトでの購入状況を見る必要がありそうです。
気になるのは「緊急事態宣言の延長」です。
ANAは3月の減便率42%ですが、「緊急事態宣言」予定の7日までは減便率が60%でした。
延長になったことにより、需要が減ることになるのか、それとも減便でバリューなど料金や予約の関係からANA・JAL株主優待券の購入にお客様が移ってくるのかは不明です。
周辺の意見では需要が減る派の方が多いようですが、もしかするとこのあたりのとらえ方が今のANA・JAL株主優待券買取価格のバラツキになってきているのかもしれませんね。