株主優待券販売日記
2022年3月24日
かなり影響が!
16日夜に福島県沖で発生した地震で被害にあわれた皆様、謹んでお見舞い申し上げます。
その後岩手県でも別の地震があり、まだまだ注意が必要なようです。
東京でも強くはありませんでしたが揺れがかなり長く続くのでかなり怖い思いをしました。
以前の東日本大震災の余震の1つのようですが、被災地復旧が進むなかでもまだまだ震災は継続しているということを改めて実感いたしました。
地震が及ぼした格安ANA・JAL優待券価格への影響は
地震の影響で東北新幹線が現在運休中ですが、その影響が格安ANA・JAL株主優待券の販売価格などにもかなり影響しているような感じです。
→現在のANAとJALの優待券の販売価格はこちら
少し前のANA・JAL株主優待券販売日記では「現状の価格に対して妥当とするかどうかの考えにはまだまだ開きがありますが、今後は有効期限が短い優待券については下がる方向が優勢になってくるのでは」と書きましたが状況が変わってきました。
→前回の価格動向について書いたANA・JAL株主優待券販売日記はこちら
実際に地震の直前まで、特に有効期限の短い5月末までのANA株主優待券などは下がり始めそうな気配が漂っていましたが、結局それも新幹線の運航停止でリセットされてしまいました。
地震翌日の報道を見る限りでは新幹線は脱線していましたが、クレーンなどでレールに戻し牽引すれば2~3日で復旧するのかと思っていました。
それがその後のJR東日本の会見では年度内(3月中)の復旧は困難だとの発表がありました。
それでもその表現から4月早々には元通りになるものだと思っていましたが、昨日のニュースでは全線開通は4月20日頃までかかるとのことです。
→新幹線復旧予定のニュースはこちら
まだ約1カ月、それも年度替わりの異動や進学・就職で人がどうしても動かないといけない時期ですからかなり影響がありそうです。
高速バスなども増便されたりもしているようですが、新幹線の輸送能力とは桁違いに少ないので予約がかなり困難なようです。
格安ANA・JAL優待券販売の現在の状況
JAL・ANAも臨時便を設けたり運航機材を大きなものに替えたりと輸送力増強に努めているようです。
それでもJALやANAのホームページを見てみるとかなりの便が満席やキャンセル待ちになっているようで、焼け石に水とまではいかないまでも新幹線を完全に補完するのには程遠い状況のようです。
そんなことなので優待券の買取価格が上昇してきています。
それも先ほど書いたように新幹線の復旧予定が明確になるのに従って上げ圧力が強くなってきているような感じがしています。
今回のような3連休などの時は普通はあまりANA・JAL株主優待番号通知販売の価格が変わらないことが多いのですが、今回はいつもとは違い休み中も変動がかなり見られました。
JAL・ANA株主優待券の買取価格の変動に伴い販売価格も変動し始めています。
気になるのは今後も販売価格が上がり続けるかどうかですが、正直なところ予測がつきません。
ANA・JAL株主優待番号通知の即納販売を始めてから今回ほど長期にわたり他の交通機関が止まったことはありませんでした。
東日本大震災は番号通知サイトを始めるはるか以前のことでしたし、被害状況の規模も段違いに大きく国内の人の移動そのものが大きく落ち込むくらいの影響がありました。
少し前の2019年の台風19号で北陸新幹線が被害を受けた時はすでにこの番号通知サイトは立ち上がっていました。
その時は、正常ダイヤに戻るまでは何カ月もかかりましたが、本数が減ったものの全線開通までは2週間もかかっていません。
それに元々の輸送能力が東北新幹線と比べると随分違いますから今回の参考にはならないと思います。
そういったことから今回のケースに対する過去のデータや経験が全くありません。
情報交換をしている同業者にも聞いてみましたが、まったく同じで口を揃えてどうなるのだろうといった状況です。
今後の予測
今のところ一番予測しやすいのは5月末までの優待券についてです。
需要が多少増えて価格が上がりやすいことになっても同時に有効期限が近づくことで価格が安くなる要素も日々強くなってくるため、価格が上がる一方ということは起こりにくいのではないかと思います。
絶対に無いとは言えませんが少なくとも期限が長い優待券よりははるかにそのリスクはないと考えています。
特にANA株主優待券については期限延長がこのまま無いとすると価格の下げ要素はJALよりも大きいので、価格が大きく上がることはかなり可能性が少ないのではないかと考えています。
それと新幹線運休の影響も休止区間が少しづつ短くなる予定ですので、もしかすると影響的には今がMAXのような気もします。
とにかく早く復旧して落ち着いてくれることを望みますが、ANA・JAL株主優待券の販売価格を含め混乱はしばらくは続きそうです。
今年は寒い冬に大雪に第六波でようやく落ち着き始めてきたところにこの地震ですから、まだまだ安心できない状況が続きそうですね。