2023年3月7日

今後が気になる!格安ANA・JAL優待券の価格動向!

価格

価格の逆転はどこまで続くのか

価格逆転

世の中がかなり落ち着き始めていますね。
でもまだまだ旅に出れない方も多いのではないでしょうか?
そのような方向けにJALが機内食の販売をネットスーパーで始めるようです。
JALの機内食販売のニュース
少しでも空の旅を感じられるJALの機内食販売、一度利用してみたいものです。
でも徐々に実際の旅も復活してきているようで、これからANAやJALも格安セールなどで需要を盛り上げていくのではないでしょうか?
セールがなくてもANAなら安いスーパバリューやJALも安い往復セイバーなどの動きも活発になってきているようです。
ところで今年初めの販売日記で「2月又は3月にはJAL株主優待券とANA株主優待券の販売価格が逆転するので・・・今はANA優待券の販売価格の方が安い状況です・・・」と書きました。
2023年最初の販売ブログ

有効期限によって違いはありますが実際にどうであったかというと、今年5月末までの優待券で比較してみると、
2月になると同時に価格は横並びになり、2月上旬には逆転してJAL株主優待券の方がANAより安くなっています。
そこだけを見るとまさしくブログでの予測がタイミングまで含めて的中ということになるのですが、実際はズバリというわけではなく買取価格についてはすでに1月下旬には価格が逆転していました。

販売価格についても「2月又は3月には・・・」と期間的に幅を持った書き方をしていましたが、本音ではバレンタイン以降の2月後半ではないかと考えていたので少しずれていました。
2月上旬以降の販売価格の動きは、ANAが徐々に価格を上げてJALとの差が以前よりも開いてきています。
今後気になるのはこのANA株主優待券とJAL株主優待券の価格差がさらに差が開くのかどうか?
そして販売価格そのものが上がっていくのかどうかです。

格安ANA・JAL優待券の価格差は更に広がる?

価格差

まず価格差についてですが、実際にどうなるかはわかりませんが徐々に差が開きづらい要素は増えていきます。
ANAとJALは競合する路線が多数存在します。
しかもその多くは羽田~大阪伊丹・福岡・新千歳・沖縄那覇などの旅客数も多いため、株主優待券もかなりたくさん使用される路線です。
さらに旅客数も多いので便数も数多く設けられていて、JAL・ANAどちらを選んでもどちらのマイル会員かなどの条件を除くと利便性に大差がない路線が大半です。
路線によっては全く同時刻のANAとJALが飛ぶところさえあるくらいですから。

常識的に考えて優待番号の販売価格差が大きくなればなるほど競合路線では、より安くなる航空会社に顧客が流れるはずです。
そうなると需要と供給の関係は変わってくるので、今までよりは価格差が開きづらい要素が1つ増えたことになってきます。

決してこれ以上開かないということではなく、少なくともブレーキがかかり始めるのではないかということです。
常識的に考えると1,000円も価格差が出てくると利用する方々にとってはかなりインパクトがあるでしょうから、そのあたりが差額の上限目安の1つではないかと思います。

ちなみに私どもの格安ANA・JAL株主優待番号の販売通知サイトだけで見てみると、1月は全販売数に対するANAの割合が68.9%だったものが2月は66.6%と2.3ポイント下がっています。
価格差がもう少し顕著になってきた2月15日以降ですと、さらに下がってANAの構成比は65.1%で1月比ではマイナス3.8ポイントとなっています。

価格も上がる⁉

上がるか

もう1つANAとJALの価格差より気になるのは、販売価格が今後上がるのか下がるのかです。
格安ANA・JAL株主優待券の販売価格の動きについては、アクシデント的なことも含めて複雑な要素が絡み合ってきますので見通しを立てるのは非常に困難です。
しかし、その中でもいくつか参考になるデータがあります。
特に需給に関しては価格動向の一番基礎的なものになってくるではないかと考えています。

その需給に関していうと、ANA株主優待券では需給がやや逼迫しはじめてきていますが、JAL株主優待券はまだ余裕がある状態です。
つまりANA優待券の販売価格については上昇傾向のシグナルが出ています。
詳しく中身は申し上げられませんが、その他のデータを見ても同じようにANAは上がる可能性が高く、一方でJALはそれほどでもない状況です。
総合的に見てANA株主優待券の販売価格は上がる要素がかなり多くあり、JAL株主優待券はそれほどでもないとうところです。

恐らく、しばらくはじわじわとANA優待券の価格は上がり、JALについては現状維持または一時的には調整局面で少し価格が下がる場面もあるのではないかと思います。
しかしANA・JAL株主優待番号どちらかの販売価格が動くのにもう一方が動かないという状況は、今までの経験ではそれほど長くは続かないことが大半でした。
恐らく今回もそれほど時間をかけずに、どちらもが同じ方向に向かって動き始めるものと思います。

そこで、ポイントとなってくるのが最初に上げたANAとJALの価格差です。
価格差が1,000円を超えたあたりから価格は同じ動きをしやすくなり、1,500円を超えると明らかに同じ方向に向かうのではないでしょうか?
その時に上げ傾向のANA優待券の動きに合わせるのか、動きがあまりないJAL優待券に同調して安定してくるののかが気になります。
今の段階では優待券の発行量が多く価格の動きにも明確な根拠があるANAの動きが、価格動向をリードしていく可能性が強いのではないでしょうか?
この動きについては後日検証したいと思っています。

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