2026年6月17日

東京観光とあわせて訪れたい鬼怒川温泉

鬼怒川

東武鉄道の特急に乗り「鬼怒川温泉」へ

鬼怒川

鬼怒川温泉は、栃木県日光市にある関東有数の温泉地。日光市街地から北西へ約20キロの場所に位置し、鬼怒川渓谷に沿って温泉街が広がっています。
東京からは鉄道で約2時間とアクセスも良く、首都圏から気軽に訪れられる温泉地として長く親しまれてきました。

鬼怒川温泉の歴史は江戸時代までさかのぼります。当初は僧侶や大名のみが利用できる由緒ある湯治場でしたが、明治時代以降に一般開放され、温泉地として発展していきました。
さらに東武鉄道の開通によって観光客が増え、昭和期には大型旅館が立ち並ぶ一大温泉街へと成長。現在では、渓谷美と温泉を同時に楽しめる温泉地として知られ、四季折々の自然を求めて多くの観光客が訪れています。
今回はそんな鬼怒川温泉をANA・JAL株主優待販売日記をご覧の皆様にご案内いたします。

鬼怒川温泉方面へは、東武鉄道の特急「リバティ」「スペーシア」、そして新型特急「スペーシアX」などが運行されており、浅草から乗り換えなしで到着できます。約2時間という距離感も心地よく、「少し遠くへ行きたい」と思ったときにちょうど良い場所です。

列車の本数も比較的多いため、朝ゆっくり出発しても十分に観光を楽しめます。車窓から徐々に都会の景色が消え、田園風景や山並みが近づいてくると、「これから温泉地へ向かう」という旅情が高まっていきました。

到着したのは鬼怒川温泉駅。

駅前は思ったよりも落ち着いた雰囲気で、日光東照宮周辺のような大混雑はありません。外国人観光客の姿も見られますが、京都や浅草ほど密集しておらず、温泉街全体にゆったりとした空気が流れていました。
駅前広場には無料で利用できる足湯「鬼怒太の湯」もあり、列車を降りてすぐに温泉気分を味わえます。

鬼怒川

足湯「鬼怒太の湯」

ベンチに腰掛け、足を湯につけながら山の空気を感じていると、「鬼怒川まで来たのだな」と実感しました。
観光客同士が自然に会話している光景も、どこか温泉街らしく心地よく感じられます。

そして駅では、SL大樹を見ることができました。今回は乗車せず、ホームに入線する様子を眺めただけでしたが、それでも十分な迫力があります。

鬼怒川

SL大樹

黒い蒸気機関車が白い蒸気を上げながらゆっくりと進む姿には独特の存在感があり、汽笛が鳴ると観光客が一斉にカメラを向けていました。駅前には転車台もあり、タイミングが良ければ方向転換する様子も見られるそうです。

渓谷美を楽しむ橋巡り

鬼怒川

今回の目的は、「鬼怒川温泉」と「橋巡り」でした。

鬼怒川温泉は渓谷沿いに温泉街が広がっているため、橋ごとに景色や空気感がまったく異なります。歩いて回れる範囲に、それぞれ個性のある橋が点在しているのが魅力でした。

◆滝見橋
まず訪れたのは滝見橋です。三つの橋の中では最も静かな雰囲気を感じた橋でした。
温泉街の少し奥に位置しており、人通りも比較的少なめ。橋の下からは鬼怒川の水音が響き、周囲には深い緑が広がっています。

観光地でありながら、どこか地元の静かな風景のような空気がありました。橋の上で立ち止まっていると、時間の流れまでゆっくりになるような感覚があります。大勢で賑やかに楽しむというより、一人旅や散策好きの人に似合う橋かもしれません。

鬼怒川

滝見橋から見た鬼怒川の流れ

◆くろがね橋
次に向かったのは、くろがね橋です。

温泉街の道路橋ですが、鬼怒川の流れを間近に感じられる場所でした。観光名所として大々的に紹介されるタイプの橋ではありませんが、その分、温泉街の日常の風景を自然に感じることができます。
橋の上からは、渓谷を流れる鬼怒川と両岸に建つ温泉旅館を眺めることができます。派手さはありませんが、「温泉街らしい風景」が広がっており、ゆっくりと川を眺めるにはとても良い場所でした。

また、橋のたもとには無料で利用できる足湯「鬼怒子の湯」があります。

鬼怒川

足湯「鬼怒子の湯」

橋巡りの途中に立ち寄るのにちょうど良く、足を湯につけると歩き疲れた体がじんわりと温まりました。渓谷の景色を眺めながら温泉気分を味わえるため、散策中の休憩スポットとしてもおすすめです。

◆鬼怒川温泉ふれあい橋
そして今回、最も印象に残ったのが鬼怒川温泉ふれあい橋です。鬼怒川温泉を代表するシンボル的な橋で、遠くからでもよく目立ちます。
まず目に入るのが巨大な赤鬼のモニュメント。

鬼怒川

巨大な赤鬼のモニュメント

階段状に設置された鬼のオブジェはかなり迫力があり、「鬼怒川」という地名を強く印象づけます。観光客の人気撮影スポットでもあり、家族連れやカップルが鬼と一緒に写真を撮っていました。鬼というモチーフでありながら、怖さよりも親しみやすさがあり、温泉街らしい楽しさを感じます。

橋は歩行者専用で幅も広く、とても歩きやすい造りでした。中央まで進むと、一気に視界が開けます。眼下にはエメラルドグリーンにも見える鬼怒川の流れ。両岸には新緑が広がり、遠くには温泉旅館が並んでいます。
橋は高さもかなりあり、渓谷を見下ろす景色には迫力がありました。

特に印象的だったのは、橋を吹き抜ける風です。川から上がってくる涼しい風がとても気持ちよく、温泉街を歩いて少し汗ばんだ体を心地よく冷ましてくれます。

ふれあい橋を渡った後は、坂道を上がるように散策できます。途中には渓谷を見下ろせる場所もあり、その先にはおさるの山方面への案内もありました。今回は時間の都合で訪れることができませんでしたが、特に家族連れに人気のスポットのようです。
次回はぜひ立ち寄ってみたい場所になりました。

鬼怒川

おさるの山

また、今回は時間が足りず、鬼怒楯岩大吊橋にも行くことができませんでした。鬼怒川観光を代表する絶景スポットとして知られ、全長約140メートルの吊り橋から渓谷を一望できるそうです。写真を見るだけでもかなり迫力があり、次回の楽しみに取っておこうと思います。

鬼怒川温泉というと、大型旅館や団体旅行のイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし実際に歩いてみると、この街の魅力は「橋の上から渓谷を眺める時間」にあるのだと感じました。
橋ごとに見える景色が違い、川の音も変わる。そして東京から特急一本で来られるにもかかわらず、都会とはまったく違うゆったりとした空気が流れています。

派手ではありませんが、静かに自然と温泉街を楽しめる――。鬼怒川温泉は、そんな“大人の散歩旅”にぴったりの場所でした。

地酒を楽しめるおすすめのお店

鬼怒川

栃木地酒館 登屋本店

東武鬼怒川温泉駅から徒歩約7分。栃木県の地酒を専門に扱う酒販店で、日本酒バーも併設されています。店内では3種類の地酒を楽しめる飲み比べセットが用意されており、価格も1,000円前後と手頃です。

私はお酒が飲めないため試飲はしませんでしたが、一緒に訪れた友人は「店員さんの説明が丁寧で、種類も豊富。とても良かった」と話していました。食べログ口コミ評価も高く、日本酒好きの方はもちろん、お土産に栃木の地酒を探している方にもおすすめのお店です。

鬼怒川温泉は、東京・浅草から特急一本で気軽に訪れることができる、首都圏屈指の温泉地です。日光や浅草観光と組み合わせるのはもちろん、ANA・JAL株主優待券を購入され東京を訪れる方にとっても、少し足を延ばすだけで豊かな自然と温泉を満喫できる魅力的な旅先といえます。

東京の賑わいを楽しんだ後に、鬼怒川渓谷を眺めながら温泉街を散策する時間は、また違った関東の魅力を感じさせてくれます。特に橋の上から見渡す渓谷美や、のんびりとした温泉街の空気は、都会では味わえない贅沢なひとときでした。

ANA・JAL株主優待即納サービスを利用して東京へお越しの際は、ぜひ鬼怒川温泉まで足を運んでみてください。きっと、旅の思い出をより深く彩ってくれるはずです。

また、鬼怒川温泉旅行を計画している方は、周辺エリアの日光観光も見逃せません。日光のおすすめスポットをまとめた関連記事もありますので、あわせてご覧ください。
→「日光周辺と奥座敷

 

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