2021年12月16日

これだけANAとJALの株主優待券販売価格に差が開くとは!

価格差

いつもご覧いただきありがとうございます。
本日もANA・JAL株主優待券の格安販売で皆様に笑顔をお届けいたします。
ちょっとした異変かもしれません。

JALとANAの株主優待券の販売価格差が!

価格差が

JAL株主優待券とANA株主優待券の販売価格に約1000円の差がついてきました。
ANA株主優待券の販売価格の方が1000円安くなっています。
現在の優待券の販売価格はこちらをご確認ください
JALが再上場して株主優待制度を復活したのは2013年5月で、そのころから基本的にANA優待券の方が安く手に入ってました。
それが2020年7月に逆転し、一時期JAL株主優待番号通知の価格が安くなっていた時期があったことはこのブログでもお伝えしています。
JAL株主優待券の販売価格の方が安くなったことをお伝えしたブログ記事はこちら
その後しばらくはJAL・ANA株主優待券の販売価格はほぼ同じ金額で推移していましたが、2021年5月上旬ころより再度ANA優待券の方がJALより安くなっており最近まで数百円の差が定着していました。
それが11月の最新券発行のあたりからどんどん販売価格に差が開き始め、ついに1000円の差がついてしまっています。

過去にも1000円程度の価格差がついたことはありました。
ただ、その時は片方が5000円に対してもう一方が6000円といったような感じで、元々の価格帯が今よりもかなり高い次元でしたから2割程度安い(あるいは高い)といった程度でした。
ところが今回に限ってはJALがANAの1.5倍ということになるので、見た目の価格差のインパクトも非常にあるように思えます。
以前の事例では、価格差は一旦は開いてもある程度以上は開かないようになっていました。
だいたい800円差を超え1000円差が視野に入ってくると急に差の開くスピードが遅くなっていくというものでした。
というのも利用客の多い主要路線はほとんどANAとJALが競合しています。
主要路線ですから便数も多く、JALとANAで近い時間帯に発着する便があることも普通です。
そうなると特にマイルにこだわっている方やどちらかのファンでもない限りは、安い方に人気が集まります。
ANA・JAL株主優待番号の価格に1000円近くの差があると、安い方は売れ高い方の販売は滞ってくるので、自然と価格差が開くのにブレーキがかかってくるというわけです。

販売価格に差が開いている理由は?

理由は

ところが今回については、この安い方の優待券に顧客が流れるという現象が今のところはあまり見られません。
今週の販売状況を見てみてもJALとANAの優待番号の販売価格が300円程度違っていた時と同じ比率です。
何かJALの人気が落ちない理由でもあるのでしょうか?
九州や沖縄の離島ではJAL単独路線のところも結構ありますが、観光オフシーズンのこの時期に特に搭乗数が伸びる理由もあまり思い当たりません。
また少し前の数字ではありますがANAやJALが公式に発表している搭乗実績でもそれほど大きな違いはありません。
元々の株主優待券の発行枚数はANAの方が圧倒的に多いのですが、それはコロナ前の世間が正常だった2019年当時でも同じことなので、発行数の違いで価格差が開いているというのも理由になりません。

中にはANAとJALの株主優待割引に割り当てられている座席数ではないかという方もおられます。
ANAもJALも現在は株主優待で利用できる座席数が各便によって決まっています。
どういう基準で割り出されているのかは外部の者では全くうかがい知れません。
しかしANAは元々株主優待の座席数は制限されておらず、別途コントロールするようになってからもJALに比べると圧倒的に緩かったのは間違いなさそうです。
それがここ最近になってANAが厳しくなったのかJALが緩くなったのかはわかりませんが、JALが比較的緩やかになったのではないかということのようです。
もう1つ有効期限の違いをあげられる方もおられます。
現在発行されている株主優待券の有効期限はANAが1年間であるのに対してJALは1年6カ月です。
JALの方が有効期限が長いために販売価格も高くなるという理屈ですが、ANAも発行時の有効期限は1年ですが現在の緑色の優待券までは半年間有効期限を延長しています。
その為あまり実際は違いが無いように思えます。
特に2022年5月31日までJAL・ANA株主優待券共については、有効期限が全く同じ条件ですがそれでも1000円の開きがあります。

今後も開き続けるの?

こんごは

こうやって考えてみるとJAL・ANA株主優待券の販売価格差が1000円もあり、さらにそれが縮まるような気配がないのはどう考えても不思議な感じがします。
2020年初めから過去には無かったような状況が続いているので、今のJALとANAの価格差も以前には無かった現象の1つという事でとらえるしかありません。
でもやはり時間はかかっても販売の価格差はもう少しは縮まってくるのではないかと思います。
それがJAL株主優待番号が安くなるのか、ANA株主優待番号が高くなるのかはわかりませんが・・・
これも正常な状況に戻る1つのハードルなのかもしれませんね。

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