2023年10月18日

JAL・ANAを比較すると

JR価格

この記事の内容は2023年10月18日時点のものです。
12月5日からはANA・JAL株主優待券に販売商品を絞っております。
商品構成を変更した理由についてはこちらの販売ブログをご覧ください。

 

先日からJR東日本とJR西日本の株主優待券の販売を開始いたしました。
そこで今回はJR東日本とJR西日本の株主優待券とANA・JALの株主優待券の比較をしたいと思います。

JR東日本とJR西日本株主優待券はどのくらいお得なの?

お得

ANAやJALなどの航空会社とJR各社の料金体系では大きな違いがあります。
航空会社の料金は基本的に予約発券が早ければ早いほど安くなるようになっています。
また変更不可やキャンセル料などで融通が利かない料金タイプの方が割引率が大きくなっています。
更に最近は普通運賃と呼んでいたものもフレックス運賃などと名前を変えて、席が埋まると料金がアップするようになっていたりします。

このように割引運賃で利用するのが当たり前のようにはなっていますが、その割引がどれくらいあるのかについては非常に複雑なため、どの路線であれば株主優待割引がお得なのかを一言で説明することは困難です。
更にANA・JAL株主優待券の販売価格は変動が大きく、高いときと安いときで3,000円以上の開きがあります。

一方でJRの運賃については一部ジパング倶楽部やエクスプレス予約のような会員的なものや、以前このサイトでもお伝えしたイベント的な割引はありますが、通常は定価販売中心です。
販売ブログ「新幹線割引」

JR東日本やJR西日本の株主優待券についても販売価格は変動はしますが、JAL・ANA株主優待券と比べるとその変動幅はかなり小さくなっています。
そういった違いからJR東日本やJR西日本は、どれくらいの距離乗ればお得になるのかを比較的簡単にお伝えすることができます。

新幹線がお得になる金額を知りたい

価格

例えば東京始発のJR東日本の株主優待券利用で新幹線各線のお得になる金額は
上越新幹線
新潟   610円
東北新幹線
仙台   870円
盛岡  2,320円
八戸  2,940円
新青森 3,380円
秋田新幹線
角館  3,160円
秋田  3,560円
山形新幹線
米沢   580円
新庄  1,540円

JR西日本の株主優待券で新大阪から自由席を利用した場合は、広島までは500円、最も遠い博多ですと2,930円もお安くなります。
指定席利用の場合やグリーン車の場合はさらに割引金額が大きくなり、博多までのグリーン車利用ですと6,600円もお得になります。
※本日のJR東日本・西日本の販売価格で計算しています
※通常期の料金です繁忙期などはさらにお得になる場合があります

ANA・JAL株主優待券に比べてJR東日本やJR西日本の優待券は、他にも使い勝手の点で勝っているところもあります。
ANA・JAL株主優待券の場合は対象となる座席数に制限があります。
つまり他の運賃では利用出来る空席があっても、株主優待座席は満席というケースも繁忙期を中心に発生してきます。

一方でJR東日本やJR西日本の場合は空席さえあればすべて株主優待券で利用できます。
JR西日本の場合などは自由席設定もありますから、優待券さえあれば無制限とまでは言えませんが定員を超えての乗車も可能です。
但し、年末年始(2023年12月28日~2024年1月4日)から、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は、山陽新幹線の「のぞみ」は自由席が無くなり「全車指定席」となりますので、ピーク期は除くということにはなります。

JR株主優待券のデメリット

デメリットではメリットばかりかというとそうではありません。
前回のブログにも書きましたがキャンセルした場合はJR東日本や西日本の場合は株主優待券が無効になってしまいます。
また、例外的に無効にならない天候等が理由で運休した場合も払い戻しには原券が必要なため、現物の優待券をお渡ししない私どものような番号販売は対象とはなりません。
同じように列車の変更についても優待番号は無効になってしまいます。

それともう1つ。
これは販売サイト運営での課題でもあるのですが、JR東日本と西日本の株主優待券は年1回の発行で有効期間は1年です。
それに対してANA・JAL株主優待券の有効期間は、ANAは同じ1年でJALは1年半ですが、年2回の発行です。
ANA・JALの場合は年2回の発行なので、常に半年以上有効期限が残っている優待券が存在します。
JALの場合は1年以上使用できるものが必ず1種類はあることになります。

ところがJR東日本とJR西日本の場合は年1回の発行のため、期限切れも一斉に発生します。
有効期限が終わる前に完全に売り切ってしまわないといけないので、在庫調整をかなり細かく行っていくことになります。
しかしどれだけ神経を使って調整を細かく行っても、有効期限と同時に売り切ることはできないので、どうしてもその前にSOLD OUTということになり、一定の期間は購入いただけなくなる可能性が発生します。
また、優待券の入手自体が困難になることも考えられ、さらに長い期間JR東日本と西日本の株主優待券に関しては販売が停まってしまうかもしれません。
そうならないように努力はしたいと思いますが、特に来年の6月末はJR東日本・西日本をサイトで取り扱って初めての期限切れなので在庫切れのリスクはどうしても高くなってしまうと思います。

以上のようにANA・JALとJR東や西では勝手が違う部分がいろいろとあります。
しかしJRの優待券を使うことで今までより出張や旅行でお得になるエリアも広がりますので是非ご活用ください。

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