株主優待券販売日記
2020年7月2日
JAL株主優待番号の価格の下落幅
今日も頑張って少しでもお安い価格でANA・JAL株主優待券を販売してまいりますのでよろしくお願いいたします。
当店は「ANA・JAL株主優待即納サービス」サイトでANA株主優待券番号・JAL株主優待券番号の販売行っていますが、店頭と別のサイトではANA・JAL株主優待券の買取を行っています。
実は買取りの方で最近気が付いたことがあります。
それはANA株主優待券をお持ちの方に比べJAL株主優待券をお持ちの方の方が、今の価格にシビアというか抵抗感を持たれています。。
ANA株主優待券をお持ちの方は買取価格をお伝えするとかなりの確率で買取を希望されますが、JALの方はもう少し考えたり、「そこまで安いの?」といわれる方が多くいらっしゃいます。
確かに現状の買取価格は新型コロナ感染症による需要の冷え込みもあり、この10年間で最も安い価格にはなっていると思いますが、なぜANAとJAL株主優待券でそんなにも反応が違うのかが不思議でした。
最初は、たまたまそういうことが重なっただけかなと思ったのですが、あまりに続くので何か理由があるのだろうと考えるようになりました。
ANA全日空とJAL日本航空で株主様の性格がそんなに違うわけはないし・・・
あえて株主の方の違いをあげるとすると、JALは一旦経営破綻して上場廃止になっているため、もしかすると長期保有している株主の方がANAに比べると少ないのかもしれません。
ただそれだけで反応がこれほど違ってくるとは思えないのですが・・・
他の買取り店に比べてJAL株主優待券だけ買取価格が安いのだろうかといろいろと価格調査をしたりもしてみましたが、そのようなことはありません。
むしろ当店ではJAL優待券の買取額の方が、高く買い取っているけいこうすら見られましたので謎は深まるばかりです。
JAL優待券価格の下がり方
そして気が付いたのが以前の買取価格からの下がり方にANA株主優待券とJAL株主優待券ではかなり差があるということです。
ANA株主優待券の買取価格は半年前に比べて1,500円位しか下がっていませんでしたが、JAL株主優待券の買取価格は2,500円も下がっています。
ちなみにANA・JAL株主優待券番号の販売価格も同様の下がり方です。
この1,000円の差が大きいのだと思います。
以前の買取価格からの下落幅が1,500円位だと「まあ仕方がないか・・・」、2,000円を超えると「そんな価格では売れない・・」となるのではないでしょうか?
入荷に関して確かにJAL株主優待券の方がかなり少ない状況です。
この半年間の価格の違いはほとんどが新型コロナの感染拡大による影響です。
それではANA全日空よりJAL日本航空の方が新型コロナの影響をより多く受けたのでしょうか?
例えばJAL日本航空の方がANA全日空よりもコロナ感染の影響をより多く受けた地域への路線が多かったのでしょうか?
そこで新型コロナによる減便や昨年との搭乗者数の変化を調べてみましたが、ANA全日空とJAL日本航空ではそれほど大きな違いを見つけることはできませんでした。
→発表されている搭乗実績についてはこちらのANA・JAL株主優待券販売日記で取り上げています
JALの株主優待制度
1つ考えられるのはJAL日本航空の独特な株主優待制度です。
それはJAL日本航空の株主を3年連続で続けていると、追加で優待券が配布されるとというものです。
日本航空の株主サイトには
★3年(7基準日)連続で同一株主番号でご所有の株主様には、以下の基準により追加で株主割引券を発行いたします。
300株 ~ 999株 各7基準日目に 1枚
1,000株 ~ 9,999株 各7基準日目に 2枚
10,000株 ~ 各7基準日目に 3枚
JALの再上場は2012年9月なので、2015年からこの対象者が出だしています。
3年以上の株主数はある程度伸びてきているので、もしかすとこの影響で総発行枚数が増えてきているのかもしれません。
ただ、上記の追加発行基準でもわかるようように、発行総数が急増するようなものではないので価格の下落影響はあるかもしれませんが限定的なものだと思います。
なぜ下落が大きいの?
ではJAL株主優待券の方がANA株主優待券より価格の下落が大きいのはなぜか?
それについて今のところ思いつく理由が見当たりません。
そもそもANA全日空株主優待券番号販売・JAL日本航空株主優待券番号販売の価格がどうして決まるかですが、
株主優待券には工業製品のように製造原画やメーカーが決める卸価格があるわけではありません。
プライスリーダーのような影響力がある店舗やサイトはありますが、どこかの特定の誰かが価格を決めているわけではありません。
ANA全日空株主優待券番号販売・JAL日本航空株主優待券番号販売の販売価格は仕入価格に影響を受けますが、
この根本の仕入価格(更に根本は株主様からの買取価格)は、飛行機利用の需要と株主様からどれだけ売ってもらえるか(供給量)によって決まります。
そうなると、今回のコロナ騒動でANA全日空もJAL日本航空もある意味平等に需要は減っているはずです。
供給量についても依然と比べるとJAL日本航空は先ほど書いたように増えてはいますが、多分微増といったところです。
このように比較してくるとANA株主優待券に比べてJAL株主優待券の買取価格がこの半年で大幅に下がり、
その結果販売価格もJAL株主優待券番号の販売価格がANAに比べて1,000円も下がったことは謎のままということになります。
過去のデータを見てみると、JAL再上場から今までANA株主優待券番号よりJAL株主優待券番号のほうが最低でも500円、ほとんどの期間は1,000円程高くなっていました。
しかし本日、現在のANA株主優待券番号の販売価格は3,200円、JAL株主優待番号の販売価格も同じく3,200円です。
このままではもしかすると今後JAL優待券の価格がANAを下回ることがあるのかもしれません。
実は随分以前の話ですが、昔はANA優待券の方が高い時代もありました。
むしろ以前はANAの方が高いことが普通だったという方が正しい表現かもしれません。
JALが経営破綻して上場廃止になり優待券を発行しなくなるまでは、少なくとも10年以上はANA優待券の方が買取り・販売どちらの価格も高額でした。
当時は優待券が7,000円とか、一時的には1万円を超える価格で売買されていましたが、その時代には大体において500円~1,000円程はANA優待券が高いのが普通でした。
販売価格からすると約1割位はANAの方が高かったことになります。
念のため過去の販売や仕入記録を確認してみましたが、記憶と記録は一致していて間違いはありません。
当時はJALの優待券の発行枚数が上回っていたからなので、今と単純な比較はできませんが今後も環境が変われば逆転しても不思議ではないのかもしれませんね。
それとも、これも今の社会状況の影響による一時的な現象なのでしょうか?
もし今後なにか理由のようなものが分かれば書こうとは思いますが、今は謎です。
追記
今回のブログで書きましたがやはりANAとJALの優待券の価格が逆転しました。
こちらのブログ『JALの価格が逆転』をご覧ください。
さらに追記
今度は再逆転しANAが安くなりました。
それも差が付いてきました。
詳細はANA・JAL株主優待券販売日記『これだけ差が開くとは!』をご覧ください。
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