株主優待券販売日記
2021年7月1日
祝 奄美大島世界遺産登録
少し前のANA・JAL株主優待券販売日記で「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表(いりおもて)島」が世界自然遺産に登録される見通しとなったニュースと、西表島を取り上げました。
→「世界遺産とは」を説明したブログはこちら
→西表島についてのブログはこちら
世界遺産登録 奄美大島
今回は西表島と同時に世界遺産に登録される奄美大島をご紹介したいと思います。
奄美大島については皆さん案外ご存知なく、よく沖縄県にあると混同される方もいます。
鹿児島県なのですが、沖縄に位置的にも気候的にも近いものがあるのでそうなるのかもしれません。
最寄り空港は奄美空港で、島の中ではかなり北よりに位置しています。
路線は羽田・中部国際・伊丹・福岡・鹿児島・那覇などからJALグループ各社が就航していますので、JAL株主優待割引を利用して行くことができます。
島内はかなり大きく、沖縄本島や佐渡島に次ぐ大きさです。
公共交通機関が余りないのでレンタカーのご利用がオススメです。
空港を出てすぐのところにレンタカー会社が軒を連ねていますが、世界遺産登録の話題が出始めた数年前から繁忙期には空車が少なくなることも珍しくないので、早めに予約した方がいいと思います。
奄美大島でまずはコレ
この島の一番の魅力は自然。
特に海の美しさについては空港のすぐ近くでも十分に堪能できますが、まずは腹ごしらえ。
奄美で食事といえば、何を置いても当サイト販売のANA・JAL株主優待券ご利用の皆様にご紹介したいのが郷土料理の「鶏飯」。
「鶏飯」と書いて「ケイハン」と読みます。
簡単ににいうと鶏スープの茶漬け。
御飯に鶏肉を細くほぐしたものや干しシイタケ・錦糸卵・パパイヤ漬けなどの具材に、もみのりやタンカンの皮を薬味にして、丸鶏からとったスープをかけていただきます。
ポイントは干したタンカンの皮を粉にしたもの。
タンカンが季節的に無い時は他の島みかんの皮のこともあります。
タンカンとはこのあたりで採れる柑橘類で、小ぶりのみかんのようなものです。
果肉を果物として美味しくいただけますが、その皮が独特の香りや苦みがあり、これ(又は島みかん)がないとANA・JAL株主優待券販売日記的には「鶏飯的なもの」にしかならないと思うくらい重要です。
大体どこのお店でもお茶碗3杯くらいの量が提供されますが、鶏だしの効いたスープとタンカンが食欲をさそうので女性でも1人前を軽く完食されています。
おススメのお店
この「鶏飯」の両横綱ともいうべきお店が空港の比較的近くにあります。
まず1つめが「みなとや」さん。
→「みなとや」さんの公式ホームページはこちら
空港からはクルマで10分程の赤木名という集落にあります。
空港があるのが太平洋で、赤木名は東シナ海側の笠利湾にありますが、このあたりは奄美大島の中でも一番細くなっているので10分ほどで島の反対側の海に到着します。
この「みなとや」さんは「鶏飯」の元祖のお店。
「鶏飯」はもともと江戸時代に薩摩藩に支配されていた奄美の村人が、薩摩から来る役人をもてなした料理と言われていますが、この当時のものは炊き込みご飯的なものだったようです。
しばらくは途絶えたようになっていたのを、かつて旅館だった「みなとや」さんが創業の時に目玉になる料理として、当時のスタイルをスープかけスタイルに創作したものが定着したということです。
元祖の「みなとや」さんの「鶏飯」はこってり系。
鶏だしも濃厚なのが特長です。
ご注意点は営業時間とお店の待ち時間。
営業時間は11:30〜 (材料がなくなり次第終了)となっていますが、お昼時が終わればほぼ終了です。
空港から近いので帰りの飛行機搭乗前に立ち寄られる方ものいますが、混雑する特はかなり待ち時間がかかる時もあるのでANA・JAL株主優待券販売日記では到着後に行くことが多いです。
もう1つの横綱は「ひさ倉」さん。
→「ひさ倉」さんの公式ホームページはこちら
こちらのお店は空港を出て左折。
時折左側に海を見ながら10分程走るとT字路の信号に着くので、そこを左折。
少し走るとトンネルがあり、そのトンネルを道を出て下りきった辺りにあり、空港からは15分程です。
店舗前にかなり広い駐車スペースがあります。
店内もかなり広いので、「みなとや」さんほど待ち時間が発生することはありません。
その為、空港からの距離はこちらの方が遠いのですが、帰りの飛行機前に立ち寄る場合でも時間が計算しやすいように思います。
こちらの「鶏飯」はどちらかというとアッサリ系。
アッサリですが鶏のうま味は十分すぎるほど出ています。
紅ショウガがついてきますが、これは結構賛否両論あるようです。ANA・JAL株主優待券販売日記的には気に入っています。
営業時間も20時頃までやっていて、焼き鳥などのメニューもあるのでお酒を飲んでから最後に「鶏飯」で締めることも可能です。
ちなみに鶏は山に放し飼いしているようで、パパイヤもすべて自家製です。
昔は頼めばお土産に生卵をいただけたのですが、最近はどうなんでしょうか?
一度聞いてみてください。
奄美の地元の方に聞くと、「みなとや」派と「ひさ倉」派がいらっしゃいます。
どちらも甲乙つけがたく、あくまで好みに合うかどうかの違いだけです。
ANA・JAL株主優待券販売日記的には、まず到着したら「みなとや」。
帰る直前か又は夕食に「ひさ倉」と是非両方行かれることをオススメいたします。
この他にも数年前にサーフィン好きな某有名人とお笑い出身のMCの2人がそろって訪れたお店の「鶏飯」もオススメです。
地元で聞くとお店が分かると思うので、是非探し当ててみてください。
2021年8月追記
奄美大島のような南の島につきものなのが台風。
台風が来た時の対処方法をブログで取り上げましたので、是非ご覧ください。
→販売日記『離島では特に台風にご注意!』はこちら
2022年6月追記
日本の世界自然遺産第一号の屋久島を記事にしました。
奄美はクロウサギですが屋久島やヤクシカとヤクザル。
それもコラボしているところが見られます。
詳しくは販売日記「この島はやっぱり陸上も感動ものです!」をご覧ください。