2026年10月7日

ANA・JAL株主優待即納サービスを利用して行く最北の旅【礼文島編】

礼文

9月9日公開のお客様ブログ北海道旅の続きになります。

礼文島との再会、そして桃岩荘

礼文島

礼文島を訪れたのは、昨年に続いて2回目です。今回の旅には、いくつかの明確な目的がありました。

・桃岩荘に泊まる

・礼文島名物の「8時間コース」を歩く

・「岬めぐりコース」(4時間コース)を歩く

・レブンアツモリソウを見る

昨年初めて礼文島を訪れて以来、その魅力が忘れられず、再びこの島を訪れることになりました。

◆礼文島との出会い、そして桃岩荘へ

礼文島を初めて訪れるきっかけを作ってくれたのは、長年の友人でした。1980年代、私たちはよく北海道を旅していました。当時はユースホステルやユース民宿を利用しながら各地を巡る旅が盛んで、個性的な宿も数多くありました。
友人は、宿泊者同士の交流やイベントを楽しむ、いわゆる「バカユース」が大好きでした。一方の私は、どちらかといえば一人旅派で、そうした宿は避けていました。

そんな友人が礼文島を訪れ、桃岩荘に宿泊した後、「北海道のバカユース文化がそのまま残っている。本当に貴重な存在だから、一度は泊まった方がいい」と熱心に勧めてくれました。
その言葉に背中を押されて、昨年初めて礼文島を訪れました。そして今年も、再びこの島へやって来たのです。

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夕日に向かって歌う桃岩荘のスタッフと宿泊者

桃岩荘に実際に泊まってみると、同じ島を歩いた旅人同士が自然に会話を始め、翌日のコースや花の情報を交換する光景がありました。初対面でも、旅の話をきっかけに会話が弾みます。
もちろん、歌や踊り、ミーティングなど、桃岩荘独特の文化には好き嫌いがあると思います。しかし、それもまた桃岩荘の大きな魅力なのかもしれません。

◆6月の礼文島は想像以上に寒い

今回、まず驚いたのは礼文島の寒さでした。本州ではすでに初夏の陽気ですが、礼文島では海から吹きつける風が非常に強く、体感温度はかなり低く感じます。
晴れていても風が吹けば寒く、特に岬では防風ジャケットが手放せませんでした。6月に礼文島を訪れる方には、防寒・防風対策をしっかり準備することをおすすめします。

礼文島の絶景を歩く

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◆礼文島名物・8時間コースを歩く

今回の旅の大きな目的の一つが、礼文島名物の「8時間コース」でした。
海を見下ろしながら続くトレイルは、実に爽快です。足元には高山植物が咲き、振り返れば青い海が広がります。コースの途中には、崖沿いを歩くスリリングな場所や、険しいアップダウンが続く山道もありました。

決して楽なコースではありません。しかし、その分、礼文島の雄大な自然を全身で感じることができます。
景色を楽しみながら歩き、写真を撮り、花を眺め、さらにゴールの桃岩荘まで歩いたため、気がつけば約10時間歩いていました。歩いて初めて分かる礼文島の雄大さと自然の豊かさを、存分に味わうことができた一日でした。

そして桃岩荘に到着すると、スタッフによる恒例の盛大な歓迎が待っていました。長い道のりを歩き終えた後のあのお出迎えも、桃岩荘ならではの忘れられない思い出です。

◆岬めぐりコースへ

今回の旅で観光という点から特に印象に残ったのは、4時間コース、通称「岬めぐりコース」でした。
今回は、この「岬めぐりコース」をご紹介したいと思います。

桃岩荘の送迎で、島内唯一のコンビニ、セイコーマート前まで送ってもらい、そこから宗谷バスで終点のスコトンへ向かいます。
スコトン岬からゴロタ岬、澄海岬へと続くこのコースは、礼文島観光の魅力が凝縮されたルートです。

◆最果てを感じるスコトン岬

礼文島最北端のスコトン岬。目の前にはトド島、その先には果てしなく続く日本海が広がっています。まさに「最果て」という言葉がぴったりの景色でした。

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スコトン岬とトド島

ただし、風は想像以上に強烈です。帽子だけでなく、眼鏡まで飛ばされそうなほどの強風で、立っているだけでも体が冷えてきます。礼文島の自然の厳しさを、最初に感じた場所でもありました。

◆ゴロタ岬の大パノラマ

スコトン岬からゴロタ岬へ向かう道では、さまざまな花が咲いていました。黄色や紫、白い花々が次々と現れ、思わず何度も足を止めてしまいます。

ゴロタ岬に到着すると、振り返った先にはスコトン岬とトド島、そして広大な日本海が広がっていました。礼文島らしい雄大な景色を楽しめる、絶景ポイントです。

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ゴロタ岬からの眺望

◆心を奪われた澄海岬

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澄海(スカイ)岬

今回、最も印象に残ったのが澄海岬です。エメラルドグリーンと深い青が混ざり合う海の色は、北海道とは思えないほど鮮やかでした。
実際に目の前で見ると、その美しさと迫力は別格です。礼文島を代表する絶景と言われる理由が、よく分かりました。

花の浮島と、礼文島の味

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◆レブンアツモリソウと花の浮島

今回の旅の大きな目的の一つが、レブンアツモリソウを見ることでした。

訪れた時には開花のピークは過ぎていましたが、それでも実際に花を見ることができました。袋状に膨らんだ独特の姿は想像以上に存在感があり、礼文島を代表する花の魅力を感じました。

しかし、礼文島の魅力はレブンアツモリソウだけではありません。

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礼文島の高山植物

コース沿いには、さまざまな高山植物や固有種が咲いています。斜面を彩る色とりどりの花々を眺めながら歩いていると、「花の浮島」という呼び名が決して大げさではないことを実感しました。

◆強風と寒さ、そして歩く楽しさ

礼文島では、強風と寒さに何度も驚かされました。しかし、トレイルを歩き始めると体が温まり、冷たい風さえ心地よく感じられるようになります。
眼下には青い海。周囲には色鮮やかな花々。坂を登り、振り返るたびに新しい景色が現れます。

礼文島の魅力は、自分の足で歩きながら、少しずつ新しい景色と出会うことにあるのだと思いました。

◆礼文島で食べたい一品

おすすめしたいのは、礼文島のフェリーターミナルから徒歩5分ほどのところにある「ちどり」のホッケちゃんちゃん焼きです。
昼食を食べるためにお店へ向かったのですが、到着してみると、すでに大行列。しかも、私たちの前には12人ほどの団体客が並んでいました。

6月とはいえ、礼文島は風が強く、この日もかなり寒かったため、店の前で待つ時間はなかなか大変でした。それでも、せっかく礼文島まで来たのだからと、順番を待ち続けました。
ようやく席に案内され、運ばれてきたのが名物のホッケちゃんちゃん焼きです。

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礼文島でしか味わえない、生ホッケを炭火で焼き上げる絶品のちゃんちゃん焼き

北海道では鮭のちゃんちゃん焼きが有名ですが、こちらは脂の乗ったホッケを使った一品です。焼く前のホッケは驚くほど鮮やかなピンク色をしていて、どこか艶っぽささえ感じる美しさでした。新鮮なホッケだからこそ、生の状態から焼くことができるそうです。

目の前で焼き上がるにつれて香ばしい味噌の香りが立ち上り、ふっくらとした身の旨味は格別でした。
ウニが有名な礼文島ですが、正直なところ、かなり高価です。その点、このホッケちゃんちゃん焼きも、礼文島を訪れたらぜひ味わってほしい一品です。

◆また歩きたくなる島

スコトン岬の最果て感。 ゴロタ岬の大パノラマ。 澄海岬の美しい海。 レブンアツモリソウをはじめとする花々。 そして、桃岩荘に残る昔ながらの旅人文化。
礼文島には、他では味わえない魅力が詰まっていました。旅の最後、フェリーが岸壁を離れると、桃岩荘のスタッフや宿泊者たちが大きく手を振って見送ってくれました。

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島を離れるフェリーを歌いながら見送る桃岩荘のスタッフと宿泊者たち

港が少しずつ遠ざかり、人影が小さくなっても、最後まで手を振り続ける姿が見えました。その光景を眺めながら、若い頃には避けていた「バカユース文化」に、今になって出会えた不思議な縁を感じていました。

礼文島は、美しい自然だけでなく、人との出会いや旅の温かさも感じられる島です。またいつか、今度は違う季節の礼文島を、自分の足で歩いてみたいと思います。

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