2026年7月15日

【岩手旅】遠野の銘菓「明がらす」と世界遺産・平泉を巡る

岩手

前回に引き続き、遠野の旅をご紹介します。今回は遠野の和菓子巡りと、世界遺産・平泉を訪れた様子をお届けします。

 遠野和菓子巡り ― 明がらす食べ比べと郷土の味

岩手

遠野には和菓子店が数多くあり、中でも有名なのが「明がらす」です。明がらすとは、米粉・砂糖・胡麻・胡桃などを練り合わせて作る岩手の伝統菓子。今回は二つのお店を訪れ、食べ比べをしてみました。

最初に訪れたのは、「元祖明がらす本舗 まつだ松林堂」さん。

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元祖明がらす本舗 まつだ松林堂

対応してくださったおばあさんがとても親切で、商品の説明だけでなく試食までさせてくださいました。明がらすのほか、りんご飴とぶどう飴も購入。温かい接客が印象に残る素敵なお店でした。

続いて向かったのは、歩いて数分の場所にある「中村屋」さん。

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中村屋

こちらの店主さんもとても気さくな方で、遠野で出会う人たちの温かさを改めて実感しました。ここでは明がらすに加え、りんご飴と「曲り家クリーム煎餅」を購入しました。

和菓子を買った後は、宿泊先の村崎野へ移動。宿泊先で、夜ご飯と一緒に和菓子の食べ比べを楽しみました。 同じ明がらすでも、お店によって甘さや食感、厚みが少しずつ異なります。

まつだ松林堂さんの明がらすは HPに書かれているように  、お餅と落雁の中間のような食感で、米粉のシャリっとした食感に胡麻・胡桃の素朴な風味が特徴的。厚みは薄く甘さ控えめで上品な味。

一方、中村屋さんの「明がらす」は厚みがあり、一枚でもしっかりとした食べ応えがあります。甘みはまつだ松林堂さんよりもやや強く感じられ満足感のある昔ながらの素朴なお菓子という印象です。

同じ「明がらす」でも、それぞれに異なる魅力があり、食べ比べる楽しさを感じました。好みに合わせて選びたくなる銘菓です。

りんご飴とぶどう飴は、一般的な飴とは違い硬めのグミのような新しい食感。初めて食べましたが、とても美味しく新しい発見でした。
また、曲り家クリーム煎餅はサクサクと軽い煎餅に甘さ控えめのクリームがよく合いとても美味しかったです。

遠野を訪れるなら、ぜひ和菓子も味わってみてください。明がらすはもちろん、りんご飴やぶどう飴など、この土地ならではのお菓子がたくさんあります。観光だけでなく、岩手の素朴でやさしい味に出会えるのも旅の大きな楽しみだと感じました。

夕食には、岩手の郷土料理「ひっつみ鍋」をいただきました。

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ひっつみ鍋

ひっつみとは、小麦粉を練った生地を手で引っ張り、小さくちぎって鍋に入れることから名付けられた料理で、岩手県の郷土料理です。もちもちとした生地に、出汁のよく効いた優しいスープが染み渡り、旅の疲れが癒やされる一杯でした。

翌日は、奥州藤原氏の栄華が残る世界遺産・平泉へ向かいます。

世界遺産・平泉へ ― 毛越寺と中尊寺を巡る

岩手

平泉に到着しました。今回の目的は、中尊寺と毛越寺。

◆毛越寺(もうつうじ)
まずは毛越寺に向かいます。駅から10分ほど歩いて到着です。
毛越寺は天台宗の寺院で、平安時代末期の姿を今に伝える壮大な浄土庭園で知られ、2011年に世界文化遺産へ登録されました。

850年に開山され、奥州藤原氏によって大規模な造営が行われましたが、滅亡後、火災で 大部分を消失 。それでも、庭園は 平安時代のままの美しい景色を感じることができます。

入るとこのように美しい景色が。これを右奥に進むと美しい庭園が広がります。これはその庭園の写真の一部です。

岩手

毛越寺 庭園

池の水面は鏡のように周囲の景色を映し出し、まるで平安時代へタイムスリップしたかのような空気に包まれていました。浄土庭園とは、極楽浄土をこの世に表現しようと造られた庭園です。まさに「極楽」という言葉が似合う神秘的な雰囲気です。

この隣には堂跡、寺跡が多く残されています。中でも印象的だったのが「遣水(やりみず)」。

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遣水

こちらは遣水の遺構。山水を池に取り入れるための水路であり、蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を再現しています。
ここでは現在も 「 曲水の宴」という和歌を読む宴の舞台にもなっており、毎年開催されています。

この他にも、歴史を感じる美しい景色が一面に広がっていました。平安時代の浄土庭園を感じてみたいという方にぜひおすすめです。

◆中尊寺
次に訪れたのが中尊寺です。こちらのお目当ての一つは中尊寺金色堂です。日本史を学んでいた頃から、いつか奥州藤原氏の栄華の象徴である金色堂を自分の目で見てみたいと思っていました。山道を登り、中尊寺金色堂を目指します。道はきれいに舗装されているので歩きやすいです。道中他のお堂や展示を横目に到着しました。

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金色堂の外観

この中に、金色堂があります。 その姿は想像をはるかに超えるものでした。  撮影不可ですので、パンフレットに載っていた写真を貼っておきます。

岩手

金色堂 パンフレットより

中尊寺金色堂は、1124年奥州藤原氏初代・藤原清衡によって建立されました。
極楽浄土を表現しようと金箔 が惜しみなく施され  当時の技術が遺憾無く発揮されています。堂内を実際に目の前にするとこれが約900年前に作られたのかという驚きと、写真では感じることのできない存在感に圧倒され見入ってしまいました。

奥州藤原氏四代の遺体が納められているという歴史の重みも感じながら、しばらく見入ってしまいました。
栄枯盛衰を感じ、満足感を得ながら退堂しました。この後、中尊寺をめぐって周り‘、お腹が空いたのでお昼ご飯に向かいます。

岩手の食を満喫 ― わんこそばとお餅

岩手

 

参拝後は、中尊寺から歩いてすぐの「夢乃風」さんで昼食をいただきました。
注文したのは、わんこそばとお餅がセットになった「夢御膳」。

岩手

わんこそばとお餅のセット「夢御膳」

一般的なわんこそばのように次々とお椀が運ばれてくるスタイルではなく、6杯分ほどが最初から盛り付けられています。
自然薯を使ったそばは、岩手県産のそば粉・小麦粉・自然薯を使った手打ちそば。自然薯そばは初めて食べたのですが、つるりとした喉越しと程よいコシがあり、自然本来のおいしさという言葉がぴったりです。

セットのお餅は、ずんだ・あんこ・くるみの3種類。どれも上品な甘さで何個でも食べられそう。特に初めて食べたくるみ餅は、あっさりした中に香ばしいくるみの風味がお餅と相性抜群でとても美味しかったです。

ほかにも、はっと汁やうなぎ、お餅も黒ごま・えごま・納豆など種類が豊富で、また訪れたいと思えるお店です。
中尊寺や毛越寺を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

遠野では、人の温かさに触れながら伝統の和菓子を楽しみ、平泉では奥州藤原氏が築いた歴史と文化を肌で感じることができました。
そして 岩手・遠野を出発し、仙台へ。仙台旅の最初の一皿は、牛タン。ここから、次の旅が始まります。

こちらの旅の様子はInstagramでもご覧いただけます。

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